難航する欧州での新天地探し 江蘇蘇寧と北京国安が獲得狙うとスペイン紙報道

 北米でプレシーズンツアーを行うレアル・マドリードは、ベルギー代表MFエデン・アザール日本代表MF久保建英ら新戦力のプレーぶりに大きな注目が集まると同時に、現地時間20日のインターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)のバイエルン・ミュンヘン戦(1-3)後の記者会見で、ジネディーヌ・ジダン監督がウェールズ代表FWギャレス・ベイルの退団が確定的だと発言し、大きな話題を呼んでいる。これを受けてベイルの新天地予想が各メディアでされており、スペイン紙「AS」によると中国が久々の“爆買い”に向けて動き出したという。

 ジダン監督が構想外だと明言したベイルについて、マンチェスター・ユナイテッドパリ・サンジェルマンバイエルンからのオファー、そして古巣であるトッテナムが移籍先候補として挙がった。しかしトットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、「私はこの噂を知らず、報道でニュースを読んだだけだ」と話すなど、有力なクラブが見えてこない。

 その一因となっているのが、1450万ユーロ(約18億円)と言われるベイルの超高額な年俸にある。この年俸を支払えるクラブが数少ないこともあって交渉は難航している模様だが、そこに割って入ろうとしているのが中国超級リーグの江蘇蘇寧と北京国安だ。ベイルの代理人も、この2クラブの条件提示に対して興味を示しているという。

 ただし中国超級リーグは現在、外国人プレーヤー獲得に対して規制をかける方針に転換しており、もし獲得したクラブが現れれば、移籍金と同じ金額を中国サッカー連盟に払わなければならないシステムとなっている。もしベイル獲得に5000万ユーロ(約60億円)を費やした場合、計1億ユーロ(約120億円)を支払う形になるのだと指摘している。

 ベイルは30歳になったとはいえ、いまだ世界トップクラスの実力の持ち主。名門レアルから中国に渡るとなれば驚きの展開になるだろう。果たして欧州にその名を轟かせたアタッカーは、どのような選択を取るのだろうか。(Football ZONE web編集部)

レアル・マドリードFWベイルは中国移籍の可能性が報じられている【写真:Getty Images】