このプロジェクトは、コスプレ初心者・頓知気さきなが、筆者・ソムタム田井が出すさまざまな課題に挑戦し、一人前のコスプレイヤーになるまでの過程を描いたノンフィクションである。

めぐみんになりたい! 頓知気さきなの初めてのコスプレ② ~コスプレアイテムを入手せよ!!

コスプレに必要なアイテム、集めるぞ!

前回の作戦会議で『この素晴らしい世界に祝福を!』のヒロインめぐみんコスプレに挑戦することが決定。そして次になる課題は、コスプレに必要なアイテムを入手すること。その方法は、大きく分けて3つに分類される。

1:既製品の購入

2:オーダーメイドで製作を依頼

3:素材を購入し、自分で製作する

■ 衣装のネット販売は、グローバル! 海外注文が主流

今回は初心者ということで衣装は1の方法を選択。「都内のコスプレショップを探し回って、自分にぴったりな衣装を見つけます!」とやる気満々の彼女だが、当方は、自身のスマートフォンを差し出しなさいと指示。

いまやコスプレ衣装といえば、通販サイトで購入するのが主流。まずはお手軽に購入できる既製品でコスプレを楽しみ、そこから「よりジャストサイズな衣装を手に入れたい」、「細部までこだわった衣装を作りたい」となったとき、オーダーメイドや自作というさらなる高みを目指すのがよい。

「初めての課題なのに、こんなに簡単でいいのかなあ」と、軽い気持ちで通販サイトを検索する彼女だが、サイトを開いたとたん、あまりにも衣装のバリエーションが豊富なことにびっくり! しかもメーカーごとにクオリティも千差万別なので、利用者の口コミも参考にしながら、もっとも良さげな1着を見つけ出さないといけない。

ようやく「これだ!」と思える衣装に目を付けたが、現在通販で販売しているメーカーのほとんどが海外の会社というグローバルな展開に軽くパニック状態に。クリックして注文が終わったとしても、その後にメーカー側と具体的なサイズの指定や納期の確認などをメールでやり取りも必要になる。また「杖やブーツといったアイテムも併せて注文しておくように」と、さらなる指令を与えたところ、これがかなりの手間だったらしく、全ての注文が終わるころにはさすがにぐったりした様子だった。

■ ウィッグ&カラコンを求め、コスプレグッズショップ

ネットでの衣装の注文が終わったあとは街にお買い物に誘う。「通販サイトで購入できるなら、わざわざ街中にでなくても…」と言わんばかりに、責めるような視線で見つめてくる頓知気さん。

これに関しては「初めて挑戦する課題だし、会議室にこもるより街中に出た方が絵的にも映えるのでは?」という考えだったのだ(汗)。とはいえ、用もないのに買い物に誘うほど、筆者もトンチキではない。衣装以外でコスプレに必要なアイテム、ウィッグとカラーコンタクトを購入するべく、彼女を連れ出したのだ。

これらのアイテムは、実際に商品を見て色味や質感を確認しないと自分に合うかどうか分からない。向かったのはコスプレウィッグ専門店の「アシストウィッグ池袋店」さんだ。

店舗内には、微妙に色味の異なるウィッグがずらりと並んでいるので、あらかじめ用意しておいためぐみんイラストと見比べつつ、同じ色味のウィッグをチョイス。だが、照明の当たり具合で色味が違って見えることもあるので、ショップスタッフにも見比べてもらうのがいい。そうして最適なものを見つけ出すことができた。

またカラーコンタクトは、同じ色味でも、メーカーごとに発色の度合いや、黒目部分の大きさはすべて異なる。店内には装着時のサンプル写真があるので、それらを見比べつつ、めぐみんにぴったりな商品を選んだ。ちなみに、店舗によっては購入時に、通常のコンタクトレンズと同様に眼科医の処方箋が必要なところもあるので、念のため手配はお忘れなく!

帰宅後、数々の華やかなコスプレグッズ数々を目にして、すっかりご満悦の様子。頭の中では、ウィッグや衣装を身にまとい、めぐみんになりきった自分の姿をイメージしているようだ。ほら行ってよかったじゃないか。

「浮かれてやがる。だが…そんな日があってもいい」実際に衣装が届いたとき、彼女がどのような反応を示すのか、今から楽しみである。

「一般的な洋服と同じように、コスプレ衣装も取扱店を巡って、お気に入りの一着を見つけるものだと思っていたので、インターネットでの購入が主流だということに驚きました。ウィッグの専門店では壁一面にウィッグがずらりと並んでいたのにテンションが上がりましたね。ウィッグの付け方なども、だれかに教えてもらいたいです」(頓知気さきな)

取材協力:アシストウィッグ池袋店

次回は・・・コスプレ衣装の着こなしを勉強するぞ!

【頓知気さきなプロフィール

19歳。ミスiD 2019年 C CHANNEL賞受賞。2018年より実姉の戦慄かなのとセルフプロデュースユニットfemme fataleとしてデビュー2019年5月より「青春高校3年C組」(テレビ東京)に入学希望者(3期生 第5週)として出演し合格。クラスメイトとして出演中。

■ ソムタム田井のコスってなンボ!!

当記事の担当ライターが、本編では紹介しきれなかった、はみ出し情報を紹介するコーナー。今回は、オーダーメイド業者に製作を依頼する際、気をつけるべきポイントを解説!

◆資料は多めに用意すること

有名なキャラクターだからといって、「どうせ言わなくても分かるでしょ?」と任せきりにするのは厳禁。正面、左右、背面のデザインはもちろん、柄のある衣装なら、その柄もはっきりと分かる資料を用意しておこう。ほかにも、細かい指定やこだわりがあるなら、見積もり時にしっかり伝えること。製作が始まってからだと、追加料金が発生する可能性もあるので、リスクはなるべく早い段階で回避しておきたい。

◆採寸は正しく計るべし!

あらかじめ提出する採寸表には、正確な数値を記載すること。なかには、店舗で直接計ってくれる業者もあるので、ひとりではうまく計れない……という人は、いったん業者に確認してみよう。完成前にフィッティングが可能な場合もあるので、気になる人は依頼時に、そちらの可否も確認するといい。

◆余裕のあるスケジュールで注文

1着ずつ手作りで製作するため、発注から納品までには最大2ヵ月は必要。さらに大型コスプレイベントの直前などの繁盛期には、3ヵ月近くかかることもあるそうなので、余裕のあるスケジュールで注文するよう心掛けたい。ちなみに、急ぎの場合は特急料金で依頼することもできるが、費用も跳ね上がるので要注意!

取材協力:オーダーメイド衣装「CosFit

【ソムタム田井プロフィール

全国を飛び回り、“コスプレ研究”の名目で魅力的なコスプレイヤーを取材しているライターWebNewtypeファミ通.comMovieWalkerなどで記事を書きつつ、コスプレイベントの企画やキャスティングも担当。(WebNewtype

めぐみんになりたい! 頓知気さきなの初めてのコスプレ② ~コスプレアイテムを入手せよ!!