[上海 22日 ロイター] - 中国政府は国務院新聞弁公室が21日公表した新疆ウイグル自治区に関する白書で、国家の分断を図るため史実を歪める過激主義的な動きに見舞われながらも、同自治区は中国の「不可分の領土」だと強調した。

白書は「中国の国内外で敵対的な勢力、特に分離主義者や宗教過激主義者、テロリストが歴史と事実を歪めることによって中国の分断を試みてきた」と説明した。

だが、新疆は3世紀の後漢時代から中国の一部であり、その民族と文化は長期にわたる移動と融合の過程で形成されたと指摘。イスラム教は新疆に固有もしくは唯一の信念体系ではなく、アラブ帝国の拡大によって押し付けられたものであり、「神権主義」や「宗教過激主義」には反対する必要があると主張した。

その上で白書は「結託して歴史を歪曲してきた分離主義者、宗教過激主義者、テロリストや敵対的な外国勢力は、歴史と人民によって排斥されるだろう」と断言した。

中国は少なくとも100万人のウイグル族を拘束して迫害していると非難されている。だが中国は、ウイグル族を収容している施設はイスラム過激主義の拡大阻止を狙った職業訓練センターだと主張している。

ポンペオ米国務長官は18日、中国のウイグル族迫害を「今世紀の汚点」と言明した。

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 7月22日、中国政府は国務院新聞弁公室が21日公表した新疆ウイグル自治区に関する白書で、国家の分断を図るため史実を歪める過激主義的な動きに見舞われながらも、同自治区は中国の「不可分の領土」だと強調した。写真は新疆ウイグル自治区ウルムチのモスク前に立つ武装警察。2009年7月撮影(2019年 ロイター/David Gray)