表彰台に上がらなかったホートンに対し、一部から中傷する声が

 世界水泳(韓国・光州、テレビ朝日系で独占中継)の競泳は21日、男子400メートル自由形決勝で中国のスーパースター・孫楊が3分42秒44で優勝し、4連覇を達成。一方でドーピング検査を妨害したと報じられ、批判を集めている五輪金メダリストは、2位のマック・ホートン(オーストラリア)が表彰台を拒否するなど、無言の抗議を受けた。海外メディアでも、表彰台拒否のニュースセンセーショナルに報じられている。

 銀メダルのホートンが表彰台を拒否する異例のシーンは、海外でも驚きをもってクローズアップされている。

 イタリア紙「ガゼッタ」は「ホートンの抗議。孫楊との表彰台には上がらない」の見出しでレポートしている。

 ホートンは試合後、「彼のような行いをする者と表彰台を共有するつもりはない」と表彰台に上がらなかった理由を明かし、さらには3位選手にも同様の振る舞いを求めていたが、同紙はホートンの抗議についてこう記している。

中国人に対するオーストラリア人のイラついたジェスチャーは、何年にもわたり物議の渦中にある」「表彰台に上がらないという、ホートンのセンセーショナルな抗議は歴史に刻まれることになる」などと異例のものであると強調している。

オーストラリア紙で特集、過去にも中国ファンからSNSで攻撃受ける

 またホートンの地元、オーストラリア紙「サンデー・モーニング・ヘラルド」でも「中国のスターが世界タイトルを獲得したが、ホートンは孫楊との表彰台を拒否」のタイトルで、この“事件”について特集している。

 記事では「ホートンはこのレースの前に何か発言することはなかったが、その後の彼の行動が全てを語り明かしていた」とつづり、ホートンの表彰台拒否についてレポート。またホートンはリオ後に、中国のファンからSNS上でネガティブメッセージを送り続けられるなど、標的にされてきたという事実も伝えている。

 さらにこの表彰台拒否の後の出来事として、「韓国時間の午前2時までに、ホートンとその彼女の(この一件とは)無関係な写真の投稿に対し、6000以上のメッセージが書き込まれており、そのほとんどが誹謗中傷だった」とも伝えている。その後もさらに投稿へのコメントは増え続け、午前11時の段階で1万件を超えている。

 ホートンの振る舞いに異議を申し立てるネットユーザーからの嫌がらせが続いている様子。両者をめぐる溝はさらなる騒動に発展する可能性もある。(THE ANSWER編集部)

マック・ホートン、孫楊【写真:Getty Images】