ワシントン 21日 ロイター] - 米紙ウォール・ストリートジャーナル(WSJ)は21日、カンボジアが海軍基地の利用許可を巡り中国とひそかに合意を結んでいたと報じた。ただ、カンボジアの当局者らは合意は存在しないと述べている。

WSJが米国や同盟国の当局者の話として報じたところによると、今春結ばれた合意により、中国はタイ湾にあるリアム海軍基地の一部を独占的に使用することが可能になった。

同基地が使用可能になれば、中国が東南アジア諸国に対して南シナ海での領有権や経済的利益を主張する際に役立つとみられる。ただ、WSJによると、中国とカンボジアの当局者らは合意の存在を否定している。

カンボジアのフン・セン首相は22日、政府寄りのニュースサイト「フレッシュ・ニュース」に対し「カンボジアに対する史上最悪のでっち上げだ」と強調。

「外国軍の基地受け入れは憲法に違反するため、そのようなことは起こらない」とした。

カンボジア国防省の報道官はロイターに、報道は「でっち上げで根拠がない」と一蹴した。

 7月21日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、カンボジアが海軍基地の利用許可を巡り中国とひそかに合意を結んでいたと報じた。写真は中国企業の出資で開発された港。ボトムサコールで2017年9月に撮影(2019年 ロイター/Pring Samrang)