波紋を呼ぶコシエルニーの行動、自ら契約解除金を払う可能性も浮上

 プレシーズンツアー帯同を拒否していたアーセナルの元フランス代表DFローラン・コシエルニーが、フランス1部レンヌへの移籍で合意に達したという。フランス「RMSスポーツ」が報じた。

 今月11日、アーセナルはクラブ公式サイトでコシエルニーがプレシーズンツアー帯同を拒否したと発表。チームキャプテンのまさかの行動に対し、「我々はローランのアクションに失望している」と記した。

 そうしたなかで、フランスメディアによればコシエルニーはレンヌ移籍で合意に達したとされている。あとはアーセナルが移籍を承認するかどうかにかかっているという。33歳のベテランセンターバックは移籍強行のためにあらゆる手段を講じる構えで、契約は1年残っているが、契約解除金を自ら払う可能性もあると伝えられていた。

 アーセナルを率いるウナイ・エメリ監督は、「彼は我々と一緒にプレシーズントレーニングを開始し、3度にわたって彼の状況について話し合ってきた」とコシエルニーとの対話を重ねてきたと明かしていた。しかし、コシエルニーの決意は揺るがず、ツアー不参加の意思を表明。指揮官も「もうこれはクラブと選手の問題だ」と語り、解決をクラブに委ねていた。

 アーセナルは選手補強が思うように進んでいないなかで、主将がチームを去ることになりそうだ。新シーズン開幕まで2週間あまりとなったが、ここまでポジティブな話題の少ないオフシーズンを過ごしている。(Football ZONE web編集部)

アーセナルDFコシエルニーは強行移籍の可能性が高まっている【写真:Getty Images】