アメリカ・サウスカロライナ州で警察官をしているウィリアム・キンブロ巡査が、いつものようにパトロールをしていた時のことです。彼はスピード違反をしている1台の車を発見し、停車させました。

すると、運転していた女性が車から出て来てキンブロ巡査に説明し始めます。

赤ちゃんが息をしていなくて。病院に向かうところなんです!」

助手席にいた母親は生後12日の娘、ライリーちゃんを心配そうに抱いていました。家で哺乳瓶でミルクを飲んだ後に、赤ちゃんの様子がおかしくなったといいます。

事情を知ったキンブロ巡査はすぐに赤ちゃんを腕に抱いて状態を確認。赤ちゃんがぐったりしてチアノーゼを起こしていたため、巡査はすぐに救命措置を始めました。

母親のひざの上に赤ちゃんを寝かせて気道を確保し、脈を測ります。次に心臓をマッサージすると赤ちゃんが体を動かし始め、泣き声を上げたのです。

「さあ赤ちゃん、泣いておくれ。目を開けて。いい子だね」

キンブロ巡査は救急車が到着するまでの間、ライリーちゃんに救命措置を施し続けました。

その緊迫の7分間の映像がこちらです。

When we wear the uniform and badge, we become what someone needs at that moment. For one Deputy that meant he needed to...

Posted by Berkeley County Sheriff's Office on Thursday, July 11, 2019

この後、ライリーちゃんは病院に運ばれ、命が助かったということです。

映像の中で巡査は「最初に赤ちゃんを見た時、脈が感じられなかった。でも心臓マッサージをしたら次第に心臓の鼓動が強くなってきた。彼女は呼吸をし始めたり、止まったりを繰り返していた」と駆けつけた救急隊員に説明しています。

この7分間はライリーちゃんにとって、まさに生死をさまよう非常に危険な状態だったのです。

キンブロ巡査が勤務するバークレー郡保安官事務所Facebookによると、翌月、巡査はこの功績を称えてバークレー郡から『ライフセービング・メダル』を授与されました。

適切な措置で1つの命を救ったキンブロ巡査に、大きな拍手を送りたいですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
Berkeley County Sheriff's Office
Berkeley County Sheriff's Office