岡本昭彦社長

反社会的勢力の宴席に出席したなどで、20日、雨上がり決死隊宮迫博之ロンドンブーツ1号2号田村亮謝罪会見。会見で吉本興業の岡本昭彦社長から、パワハラともとれる発言があったと明かされたことなどを踏まえ、22日に岡本社長が都内で会見を開いた。

涙ながらに「2人に会見をさせつらい思いをさせてしまい申し訳ない」と謝罪した岡本氏。宮迫らの謝罪会見で岡本社長と面談した際に「お前らテープ回してないやろな」とパワハラともされる発言が明らかになったことに対し、「冗談だった」と釈明した。

 

■「冗談だった」

面談で(事実確認などの)打ち合わせが進まず、重い空気が漂い喋りづらい環境だったと振り返る岡本社長。弁護士らに出ていてもらった後に、「空気を和ませようと」「冗談で『テープとってんちゃうの』と発言した」と説明した。

だが「ウケてもられず、笑われずにかえって不快で嫌な思いをさせてしまった」と反省の言葉を吐露。

また、「連帯責任でクビにするぞ」という発言については、「身内の意識であったので家の中で怒っている感じで言ってしまった。僕的にはそういう(パワハラかと)つもりはないが相手にそういう思いをさせたのはだめなところ。相手がそう感じているのであればそうだ(パワハラだ)」と回答した。

 

■「テレビ局は株主」発言については

また、「在京在阪テレビ局は吉本の株主だから大丈夫」という発言があったということについても回答。

会社主導の会見を開くにあたり、会見の話の中で「亮から生中継したい」と言われた際に「吉本は東阪各局が株主で、生中継するにしてもどういった時間帯にするか配慮しないといけないという、先方弁護士にした言葉だった」と明かす。

■明石家さんまから言われたこと

宮迫らの会見後、明石家さんまからは「芸人のことを考えてやってほしいことはもちろん、会社の立場もあるだろうけどもし俺が手伝ってやってもいいか」と言われたそう。

松本人志からも、「ちょっと間違えを犯した子たちをサポートできるような環境を作ってほしいと。俺も手伝うから、と言われた」と言葉をもらったという。ほかにも、ベテランはじめ多くのタレントから叱咤激励があったとも明かした。

 

■進退についても回答

また、宮迫に下された契約解除の撤回、田村については「会社としては直接契約解除はしきれていなかったので処分等とは思っていないが彼の気持ちがそういう気持ちだと伝わっているので改めて処分を見直して話し合いができれば」としている。

今回の一連の騒動を踏まえ、大崎洋会長とともに1年間の50%の減俸を行うと表明。進退については、「自分が変わっていくことでみなさまにご評価していただけたら」などとし、現在調査中であることを踏まえ現段階では辞任する考えがないことを明かした。

また、同時にコンプライアンスの再徹底と芸人ファーストとして、ギャラ問題についても意思疎通を図っていくと断言した。

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(文/しらべぇ編集部・亀井 文輝

宮迫らが受けた「テープ回してないやろな」 岡本社長は「冗談だった」と釈明