タレントの清水圭(58歳)が7月22日、公式ブログを更新し、18年前に、吉本興業の岡本昭彦社長から恫喝されたことを告白している。

22日に行われた岡本社長の会見を受けて更新されたこの日のエントリー「今日の会見を見て」は、自身が経験した“岡本社長に恫喝された過去”について綴った内容。一連の吉本興業の問題について、雨上がり決死隊宮迫博之(49歳)とロンドンブーツ1号2号田村亮(47歳)の会見、先日の「ワイドナショー」、そして岡本社長の会見を「生放送と録画で1秒足りとも見逃さず、責任持ってすべて見ました」とした上で、「できうる限り感情は抑えて、冷静に分析」したという。            

まず、「ワイドナショー」については、「松本さんと東野の意見はすばらしかったけど ちょっとズレてるところがあるなぁという部分はありました 誤解を恐れず言うと 若い頃から大崎氏・岡本氏とチームを組んでやってきたダウンタウンさんや今田、東野、板尾、木村祐一などは おそらく他の数多の芸人が感じているであろう吉本の恐ろしさをあまり知らないまま、今まで来たのだろうなと思いました それは仕方のないことで、もちろん上記の芸人の方々に 不満や敵意があるわけではありません 私個人としてはみんな大切な同志だと思っています 念のため」とコメント。

そして岡本社長の会見については「会見を通して、核心を突く質問に真摯に答えることはなく のらりくらりと逃げ回ってはぐらかすことに終始していた印象です 結論的には、吉本興業はなにも大きく変える気持ちはなく さまざまな事象に対する具体策は皆無であるということがわかりました」と断じ、「今回の会見についてはいろいろ思うところがある」中で1つ、“恫喝”の部分に言及した。

清水は「忘れもしません 私は18年前の2001年、ドラマ『明日があるさ』第1話において 準備稿に書かれていた私のセリフと出番が、決定稿では半分ほどになり さらに自分で一番の見せ場だと思っていたシーンが跡形もなくカットされていることを見て、正直憤りました ウルルンの楽屋で、決定稿を渡してくれた新人マネージャーに『なんでこうなったのかの説明がなかったら、俺出られへんわ』と憤りながら気持ちをぶつけたところ 後日、それまでほとんど会ったことのない岡本氏がアンビリバボーの楽屋に突然来て マネージャーを楽屋の外に出し、ふたりきりになってから 私の説明を聞くこともなく、いきなり『なにが文句あるんですか? 言うときますけど、テレビ局もスポンサーも清水圭は要らんと言うてるんです。それを吉本がお願いして出られるようにしてあげてるんです。会社のやり方に文句があるなら、いつ辞めてもらってもいいんですよ』と恫喝されました 私は『おまえ、所属タレントに向かってそんなひどいことよう言うなぁ わかった。ドラマには出るけど、もう出て行ってくれ』と言って、帰ってもらいました」と、岡本社長から恫喝されたという、2001年の出来事を告白。

そんな自身の経験から、「あれから18年 社長になっても岡本氏はなにも変わっていませんでした まず人払いをして、話を聞かずいきなり恫喝する このパターンは私の時と全く同じです 以上のことから考えても、宮迫の言葉は信じるに値します 今日の『冗談でした』とか『和ませるためでした』という発言は到底、信用することはできません」と、岡本社長の発言を批判している。

そして「今日の会見を見てあまりにもアホくさかったので『もう吉本を辞めてしまおう 』とおもいましたが 私ひとりが辞めたところで吉本は痛くも痒くもありません そして岡本氏との唯一の接点も消えてしまいます ならばしつこく吉本に居て、岡本氏に会うごとに会話を交わし 私なりの攻め方で吉本を健全にするために尽力するほうが有効かなと思っています」「もちろん、多くの芸人が吉本を辞めるモーションを起こしたら私も迷わず追随します それが岡本社長を退陣させる、そして吉本を健全な会社にする 一番の方法だと思うのです 私は極楽とんぼ加藤浩次と同じく 吉本の経営陣の刷新しか、吉本が健全になる方法はないと思っています」と、自身のスタンスを明確につづり、「本当に私がもっと吉本に、そして世の中に影響のある人間であったらなぁと、今はとっても歯痒い想いです」と嘆いた。