中国メディア・東方網は20日、「中国人はどうしてこんなに日本旅行が好きなのか」として、その理由を数点挙げて紹介する記事を掲載した。

 記事は、「観光シーズンが来るたびに、日本が人気の海外旅行目的地となる。2005年ごろから日本は中国人が最も好きな海外旅行先であり続けておいるのだ。今や日本のどこに行っても中国人観光客の姿を見かけるようになったと」としたうえで、種々の理由から「日本は嫌い」と言う人が少なからずいる一方で、毎年800万人あまりの中国人観光客が日本を訪れる理由について、ガイドによる分析を紹介した。

 最初に挙げた理由は、ショッピングである。日本は化粧品が比較的安価であるため、女性を中心に免税店で各種の化粧品を買う中国人観光客が多いとしたほか、もっぱらショッピング目的で日本にやってくる人もいると伝えた。

 2つめは、ツアークルーズ路線が充実していること。年間800万人以上の訪日中国人観光客のうち、かなりの数がツアー旅行やクルーズ旅行でやってくると説明。特にクルーズ旅行はビザなしで日本に行くことができるうえ、価格もそこまで高額ではないことも大きな魅力だと紹介している。

 3つめは、季節ごとに見どころが変わり、異なる時期に行くことで新たな体験ができる点を挙げている。中でも人気があるのは言わずと知れた春のお花見であり、毎年60万人の中国人観光客が花見の時期に日本を訪れているとした。また、秋の紅葉も桜に引けを取らないほどの人気だと伝えた。

 さらに、古代中国から学び、伝統を残しつつ独自の発展を遂げた文化が数多く存在する点、刺身や寿司に代表される日本ならではのグルメの存在、そして日本のサブカルチャーを代表し、中国にも若者を中心とした根強いファンが多く存在するマンガアニメ文化も魅力になっているとした。

 先日発生した京都アニメーションスタジオ放火事件では、中国のマンガアニメファンからも続々と哀悼や見舞い、そして激励のメッセージが寄せられている。その様子からは、彼らが今回の悲惨な事件に本当に心を痛めていることがうかがえると同時に、中国における日本のマンガアニメの人気や関心の高さを再認識させられる。

 記事は、訪日外国人観光客の4分の1が中国人であることから「日本の観光業を支えているのが中国人観光客だと言っても過言ではない」と評している。今や日本のマンガアニメ産業も、中国の愛好者たちに支えられている部分があると言っていいのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

今や日本の観光産業を支える中国人観光客、彼らが日本を大好きな理由=中国メディア