3度泳ぎ直す選手も…開催国の韓国紙も「スタート台装備問題続出」と報道

 世界水泳(韓国・光州、テレビ朝日系で独占中継)は22日、競泳第2日が行われたが、まさかのハプニングに揺れた。男子100メートル背泳ぎ予選でスタート台の不備により、アクシデントが続出。2選手が単独で泳ぎ直しで準決勝進出するなど、ドタバタ劇となった。大会を開催している韓国の地元メディアも「泳ぎ直し2選手は多くの損害を被った」と指摘している。

 よもやの事態の発端となったのは、スタート装置の「バックストロークレッジ」だ。足をかける部分がずれるなどのアクシデントが続出し、2選手がタイムを再計測。当初の16人より多い18人が準決勝に進むことになった。入江陵介は全体5位で準決勝に進んだが、レース後に「改善してほしい」などと話していた。こうした事態に開催国の韓国メディアも反応していた。

スタート台装備問題続出…単独で泳ぐ選手たち」と見出しを打って特集したのは、韓国紙「国際新聞」だ。記事では、スタート台の不備により、シモーネ・ザッビオーニ(イタリア)、ディラン・カータートリニダード・トバゴ)が再レースにより、単独で泳ぐ事態となったことを紹介。それぞれが見舞われたハプニングに経緯についても伝えている。

 特に、ザッビオーニは不備に2度見舞われ、計3度目のスタートでようやく泳ぐことができ、53秒85の全体13位で準決勝に進んだと記述。「2人の選手は苦労の末、ようやく準決勝の切符を手にしたが、多くの損害を被った。該当規定は決勝にもそのまま適用する。装備問題でやり直しの機会を得ても単独で泳がなくてはならないので記録としては損害を被るほかない」と指摘した。

 スタート台を巡ってはその後もドタバタが続き、夜に行われる準決勝で一度は問題の器具を使わないことを国際水連の技術委員会が各国に伝えていたが、直前になって急転。器具を固定して使用することに。レッジの高さが予選と変わるため、背泳ぎ選手の練習専用に2台ずつ、メインとサブプールに置いて調整できる環境を作ることになり、レースは行われた。(THE ANSWER編集部)

入江陵介もレース後にはこの事態に言及した【写真:Getty Images】