茨城県の事業者で初の2階建てバスだそうです。

関東鉄道茨城県土浦市)が2019年7月24日(水)から、鹿島神宮駅(同・鹿嶋市)と東京テレポート駅東京都江東区)を結ぶ高速バス路線で、スカニア社(スウェーデン)製新型2階建てバスの運行を開始します。

導入される車両は2階に48席、1階に10席および1人分の車いすスペースを配置。乗車定員は59名と、従来の車両に比べ約1.5倍になるといいます。このバスの導入は、茨城県内のバス事業者で初めてだそうです。

関東鉄道は導入理由について、運行区間である茨城県鹿行(ろっこう)地区に2020年「東京オリンピックパラリンピック」のサッカー会場となる「茨城県立カシマサッカースタジアム」があることから、バリアフリーの促進や、今後予想される利用客の増加に対応するためとしています。2階建てバスの1階は通常のノンステップバス(入口付近に段差のない路線バス車両)のように車いすでの乗車も比較的容易なことから、バリアフリー化を目的として、この2階建てバスを高速バス路線に導入するケースがあります。

なお、鹿島神宮~東京テレポート線は1日4往復の運行で、乗車には事前予約が必要です。途中、鹿嶋市役所、水郷潮来、海浜幕張駅東京ディズニーリゾートなどに停車します。

関東鉄道が導入する新型2階建てバス。潮来営業所へ2両配備(画像:関東鉄道)。