夏組単独公演となるMANKAI STAGE『A3!』～SUMMER 2019～が、2019年8月8日(木)、東京・品川プリンスホテル ステラボールを皮切りに公演スタート。以降、兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobe、愛知・名古屋市公会堂、新潟・長岡市立劇場 大ホール、そして再び品川プリンスホテル ステラボールで開催される東京凱旋公演まで、4会場にて全56ステージが行われる。
【写真を見る】斑鳩三角役の本田礼生。周りをよく見ていろいろなことを考え、演技に込める姿はまさに三角そのもの
2017年の配信開始以降、ダウンロード数が600万を超えるイケメン役者育成ゲーム『A3!(エースリー)』を舞台化した本作、通称「エーステ」は、春組単独公演となるMANKAI STAGE『A3!』～SPRING 2019～に引き続き、夏組単独公演もチケットが即日完売と、人気はとどまるところを知らない。
夏組の向坂 椋役・野口準と斑鳩三角役・本田礼生の対談インタビュー第2回は、夏組のリーダーである皇 天馬役・陳内将について、そして夏組公演で楽しみにしていることを聞いた。
■ 先輩たちはいろいろな“教科書”
──稽古場の雰囲気はどうでしたか？
本田礼生：SPRING ＆ SUMMER 2018公演は旗揚げ公演ということもあって、全員が手探りで作り上げていきました。稽古開始当初はオープニング曲もまだ出来上がっていなかったし、みんなで作り上げているというか、すごくにぎやかだったよね。
野口 準：特に夏組は、にぎやかすぎなくらいにぎやかだったね(笑)。
本田：AUTUMN ＆ WINTER 2019公演は、2.5次元舞台でも経験数が圧倒的に多いベテランさんたちがそろっていて。だから稽古場もゆとりがあるというか、すごく計画的に稽古が進んでいくからすごいなって思いました。あまりの違いに緊張したでしょ？
野口：本当に緊張した(笑)。でもお芝居のことやプライベートでお話しする機会を通じて、この人はこういう人なんだっていうのが分かってきて。2.5次元舞台の経験が浅い僕からすると、いろんな教科書が並んでいるみたいだった。人ごとに得意なところが違って、この人は理科の教科書、この人は算数の教科書、みたいな。
本田：いいこと言うね！ で、ちなみに俺は何の科目？
野口：んん…勉強というよりは自由学習かな(笑)。
──夏組リーダーである陳内 将さんについてはどうですか？
本田：どうだった？…一番子供でしたよ！(笑) みんなうるさいけど、なんなら最年少の準が一番大人だった！
野口：(笑)。夏組はみんなでずっと話してたからね。でも、演技や他にも聞かないと気付かない大切な細かいこととかも教えてくれて、やっぱり何だかんだで夏組のリーダーなんだよね。
本田：そう。なんていうか、すごくしっかりした人間がリーダーだったら、夏組のあの空気は生まれなかった。いい意味で砕けてくださるし、だからこそ悩んでたりしたら僕らも支えたいし、頼ってほしいなって思える人なんですよね。
■ 今までに見せたことのない三角の一面を見せたい
──夏組単独公演で楽しみにしていることはありますか？
本田：今までに見せたことのない三角を見せる準備をしています。僕の中では、そのためのAUTUMN ＆ WINTER 2019公演だったっていうのもあります。SPRING ＆ SUMMER 2018公演では、三角は春組と夏組の個性あふれるメンバーの中で、”変わった人”担当だったと思うんです。AUTUMN ＆ WINTER 2019公演はよりみんなが目立つように盛り上げ役をやって、でも夏組単独公演ではもっと違う三角を見せたいなって思っていたので、本番が本当に楽しみですね。準と二人で主演と準主演の劇中劇もあるし、2つの公演を一緒にやってきたからこそできる、息の合ったところを見せられればいいなと思います。
野口：SPRING ＆ SUMMER 2018公演でのワイワイにぎやかなイメージとはまた少し違う側面がある夏組の空気を作れるのが楽しみです。みんなほかの仕事をして今回のエーステで再集結するので、いろんな経験を経た夏組単独がどう爆発するのか楽しみですね。
本田：あと、やっぱり花火かな〜！
野口：花火したいね〜!!
本田：僕、田舎育ちだから花火ってそこら辺でできるイメージでいたら、東京って花火できるとこがすごく少ないんですよ！ ベランダで線香花火もできない、稽古場でやるしかない…。
野口：ダメです(笑)。
──夏組単独公演では椋演じるヘンリーが何かを隠しています。実は夏組メンバーやお互いに隠していたことって何かありますか？
本田：実は気になることが。本当に俺と二人で準は平気だったのかな？と。SPRING ＆ SUMMER 2018公演で夏組はみんなでいることが多かったから平気だったけれど、AUTUMN ＆ WINTER 2019公演で二人きりになることについて不安はなかったのかなって。
野口：そんなこと気にしてたの!? でも夏組って実は全員気を使う人たちの集まりなんだよね。先輩チームもみんな気を使うし、人見知りが多かったから、夏組でまとまることが多くて。だから、自分が周りに心配をかけないか不安だった。夏組メンバーに限らず、誰に対しても自分で大丈夫なのかなって思いが常にあって…。でも、今は大丈夫です！
本田：そうなんだね。今では一番落ち着く仲になれて良かったと思っています。僕は夏組では後輩組と先輩組の中間なので、どうなのかなって思っていました。まぁ結局、やりたいことをやっていただけになった気もするけど(笑)。
野口：礼生くんはすぐこういうことを言うけど、ばっちり引っ張ってもらいましたよ。すごくうれしかったし、助かりました。（ザテレビジョン・取材・写真：岩永聡美）
コメント