キーボードマウスでFPSをプレイする方は少なくないだろう。だが、ピアノでゲームをプレイしようと思う方はあまりいないのではないだろうか。アコーデオン奏者のジャクソンパロディ氏は、ピアノを改造したコントローラーでニンテンドウ64のFPSゴールデンアイ 007の最初のマップ「ダム」を攻略する動画を投稿した。

 

(画像はYouTube「first level of GoldenEye 007 (N64) played on piano」より)

 キーマッピングは上記のとおりとなっている。3Dスティック(アナログスティック)を中心に、ゲームで使用するキーが鍵盤に割り当てられている。ジャクソン氏はアコーデオン奏者ではあるが、ピアノにも精通しているようだ。ゲーム中コントローラーの入力が不要なオープニングやカットシーンではゲームの印象的なBGMを即興で弾いている。

(画像はYouTube「first level of GoldenEye 007 (N64) played on piano」より)
(画像はYouTube「first level of GoldenEye 007 (N64) played on piano」より)

 ゲームで最初に訪れるダムマップの目標は、ダムのプラットフォームからバンジージャンプを行うというものだ。難易度は最も簡単なAgent。まっしぐらに目標を目指しているためほとんど戦闘は起きないが、道中では敵を倒すシーンも見られる。肝心の奏でられる音楽だが、意外にもゲームの雰囲気にあった少し不穏なものとなっている。3DスティックやCキー入力が主のため全体的に低めの音が鳴るが、たまに入るAやZキーの高い音がアクセントになっている。

 ジャクソン氏はさらに奇妙な方法で『ゴールデンアイ 007』に挑戦している。アコーデオンを演奏しながら、足でコントローラーを操ってゲームをクリアするというものだ。文章で説明しても奇妙だが、実際に見るとさらに奇妙だ。

 これらの奇妙な取り組みだけでなく、ジャクソン氏は本業のアコーデオン演奏でも『ファイナルファンタジーX』の主題歌「素敵だね」や『クロノトリガー』の「ガルディア王国千年祭」など、ゲーム音楽のカバーを多数公開している。氏の実際の演奏を見たい方は、そちらも合わせて視聴してみてほしい。

ライター/古嶋 誉幸

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros