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米・プロバスケットボール ドラフト2019にて日本人で初めてドラフト一巡目で指名され、ワシントン・ウィザーズ入団を果たした八村塁選手(21)が22日、入団後初となる都内での記者発表会に登壇した。身長203cm、体重106kgの恵まれた体格で堂々と登場した八村選手は終始にこやかで、自身が出演したCMの完成版を初めて観て「すごくかっこいいです」とご満悦だった。また出身地・富山の好きな方言を披露して、報道陣をギョッとさせる一幕もあった。

八村塁選手が登壇したのは『日清食品ホールディングス 八村塁グローバルスポンサーシップ契約記者発表会』。小さい頃からカップヌードルを食べてきたという八村選手は「海外へ行くと、日本人としてご飯が合わないところがあったので、チームとしてカップヌードルを持って行って大変なときはそれを食べて試合に臨んでいましたね」とエピソードを披露。また夜食で食べたり、友達の部屋からこっそり持ってきたこともあるという。なかでも好きなのは「どん兵衛」で「味がしっかりしていて大好きでしたね」と笑顔で話した。

その八村選手がCM『New Legend篇』に出演している。この記者発表会中に完成したCMを初めて観た八村選手は、「すごいかっこいいです! 本当に。初CMなんですけど、すごいかっこよかったです」と声を弾ませた。先日米国から帰国してすぐ現場に向かい撮影したが「(エキストラ約200名の)歓声もすごくてやってて楽しかった」と振り返った。CMの見どころを聞かれると富山弁の「まいどはや~(こんにちは)」だと言い「僕の一番のお気に入りのところだと思います」と明かした。「高校入るまでずっと富山弁でしたね」というが、今は富山でも使うことはないとして「こういう風に使わせてくれて嬉しい」と感謝した。

NBAとともに2020年の東京五輪での活躍が期待されている八村選手は、オリンピックについて「僕にとって大きいこと。その理由は僕がバスケを始めた頃から東京オリンピックの話が始まり、僕がNBAに行くという夢とともにオリンピックに出たいという夢をずっと考えてやってきた」と長年の夢であることを語り、「NBAのシーズンが始まる前にワールドカップ大会が中国であるのでそれも頑張りたいですし、バスケを頑張っていって来年のオリンピックにいい方向につなげたい」と意気込んだ。また「(何人もの)いい選手が頑張っているので、そういう選手たちとともに戦っていけばアメリカや他の国に勝てるチャンスはいっぱいあると思う。これから代表の練習が始まるので僕も楽しみにしています。どれだけ僕たちの持ち味が出せるかすごく楽しみです」と期待に胸を弾ませた。

日本人で初めてドラフト一巡目で指名され、NBA入りを決めた大注目選手である八村選手は「メディアの数も増えて、街を歩いても気づかれる。こういう風に注目されるのは日本バスケにとってもいいこと」と周囲の変化を実感しているよう。日本の子供たちには「バスケの競技人口が増えていると聞いて僕も嬉しい。子供たちに影響を与えられる選手の一人になれたら嬉しい」「自分でひとつ何か楽しいこと、夢中になれることを続けて、やっていくことにより夢が広がっていくのではないかと思います」と子供たちへメッセージを送った。

最後に富山の放送局から好きな富山弁を聞かれた八村選手は、少し考えてからいたずらっ子のような表情を浮かべて「ちんちんかいかい」と一言。これに笑い声が上がり、「すごい言葉」と驚く人も。「ちんちんかく」が標準語の「正座する」にあたり、「ちんちんかいかい」は「座ってください」との意味だというが、21歳らしい茶目っ気を披露して八村選手は笑顔で降壇した。

(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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