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image credit:The Wild Child

 夏が来たらそろそろレジャーのシーズンだ。主な夏のレジャー、バーベキューにはビールが欠かせない。しかし多量の飲酒は人を怒りっぽくさせるという研究も出ている。どうやらこの研究は、人間だけでなく動物にも当てはまっていたらしい。

 キャンプ場に遊びに来ていた人間が出しっぱなしにしていたビールを盗んだブタが泥酔し、ウシにケンカを挑むという事案がオーストラリアで発生した。

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深夜に聞こえてきた謎の音…犯人はブタ!

 オーストラリアの西オーストラリア州の北西部、ポートヘッドランドにあるキャンプ場で、キャンパーたちが大自然の中でキャンプを楽しんでいたところ、事件は起きた。

 就寝の際、ビールを外に出したまま、ご機嫌で夢の中に入っていったキャンパーたちは、夜中に外から聞こえる奇妙な音で目を覚ました。

 まるで何者かが缶をつぶしたかのような音が外から聞こえてくるのだ。

あれはもう夜も更けた頃でした。我々の向かいにいた人々も音を聞いたようでした。誰かが明かりを照らすとそこには缶をつぶしてビールを飲むブタがいたんです。

 どうやらこのキャンプ場、「最近キャンプを楽しむ人間の持ち物に悪さをするブタがいる」という注意がオーナーから出ていたようだが、彼らには届いていないようだったという。

 件のブタはこのキャンパーたちの最後のビールまでを堪能して逃走した。ブタは人間を目撃するとすぐさま逃げ出したが、小腹がすいたのかキャンパーたちのゴミを漁る姿なども目撃されていたそうだ。誰がどう見てもこのブタは酩酊状態にあったという。

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image credit:The Wild Child

 このブタは酔って、気が大きくなったのか次はウシにケンカを売ってしまったという。いくら温厚なウシとは言え体格の差はかなりのものだ。さぁ、酔っ払いのブタはどうなった?

泥酔したブタ、なんとウシにケンカを売り出した

 ゴミを漁り、その後川まで突っ走ったブタは、なぜかウシ先輩にケンカを売ってしまった。酒臭いブタにウシがイラッとしたかどうかは分からないけど、ウシは好戦的な態度でケンカを勝ってブタを追い回したという。

 事態を目撃していたマチルダさんという女性は

ええ、あのままゴミを漁りに向かってから川の方に走って、その後はウシに追われているところを見ました。おそらく「キャンプ場には食べ物がある」と学んでいたのでしょう。明らかに手慣れた犯行でした。

と語っている。

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image credit:The Wild Child

 巨体のウシに追われたブタは辺りを逃げ回り、川辺にある木の根元で一休みすることにしたそうだ。そのまま疲れを癒すべく眠っていたという。

 お話はここでは終わらない。残念なことに、このブタはまだまだいい気持ちの泥酔状態で目を覚まし、ふらふらと道路を渡ろうとしたところを、高速で走るトレーラーに轢かれて死んでしまったという。

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image credit:The Wild Child

 キャンプ場で見かけたブタには耳に特徴的な斑点があり、その斑点の一致で死んだブタとビール泥棒のブタが同ブタだということが発覚したとのこと。

 泥酔状態で気が付いたら天国にいたというブタ。お酒が大好きな人間ならばまさに理想の最期なのかもしれない。

 だが、今回の主人公はブタだけどまるで「酒は飲んでも飲まれるな」の訓話そのものになってしまいそうな話である。

References: The Wild Child/The Gurdian/など / written by kokarimushi / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52276740.html
 

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