プラスチックの海洋汚染が深刻化しており、プラスチック製のストローを廃止にする動きが日本でも広がっている。その流れを受けて、環境に優しい金属製のストローを使用したために、命を落とした女性が海外にはいるようだ。

 海外ニュースサイトYahoo News』は7月9日、昨年死亡したイギリス人女性の死亡原因が、金属製のストローが目に突き刺さったことによるものだったことが判明したと報じた。

 同記事によると、昨年11月22日、当時60歳の女性エレナ・ストルーサーズ・ガードナーさんは、英ドーセット州の自宅の台所で、ストローが挿せるようにフタの真ん中に穴が空いている、口が広く開いた金属製の蓋付きガラス容器・メイソンジャーのグラスを運んでいた時に倒れたとみられている。その際に、フタから突き出た10インチ(約25cm)の金属製のストローが、左眼窩を貫通して脳を突き刺したという。

 第一発見者は、エレナさんの妻で、同性婚パートナーであるマンディさん。記事の取材に対し、マンディさんが台所でうつ伏せに倒れているエレナさんを発見した時には、すでに意識はなく、ゴボゴボと空気音だけが聞こえていたと語った。マンディさんはすぐに救急車を呼び、エレナさんは病院に搬送されたが、翌日に息を引き取ったという。

 検死報告書によると、エレナさんの死因は、脳幹を損傷したことによる外傷性脳損傷と判明。ストローが左まぶたと左眼球を貫通し、脳幹を突き刺していたという。事故原因については、フタをしたメイソンジャーに、固い金属製のストローを使用したことが主な要因とされている。

 なお、エレナさんが倒れた原因は判明していないが、マンディさんの話では、エレナさんは元騎手であり、21歳の時に落馬した影響で、歩く際に転んだり、倒れることが日常的にあったそうだ。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「恐ろしい事故だ。自分も気をつけよう」「彼女の死を無駄にしないためにも、金属製のストローは曲がるように開発すべきだ」「私も金属ストローが唇に刺さったことがある。要注意!」「地球環境を考えると、金属製のストローを使用するべきだ。使う方が注意すればよいと思う」「金属ストローは、アイスピックを幅広くしただけ。危険なもの。絶対使ってはいけない」など、さまざまな声が上がった。

 海外には他にも、食器を持っている時に転んで、命の危険にさらされた人がいる。

 海外ニュースサイトDaily Mail』は4月15日、中国江西省の女児が、食事中に転んだ際、口の中に10インチ(約25cm)の箸が突き刺さるという、痛ましい事故が発生したと報じた。

 同記事によると、3歳の女児ファンファンちゃんは、食事中に箸を手に持って走り回っていた。つまずいて転んだ際に、持っていた箸が口の中を貫通して後頭部にまで達したが、一命を取り止めたという。

 事故発生後、すぐさまファンファンちゃんは大病院に運ばれた。女児のレントゲン写真を見た医師は仰天。箸は脳の奥深くまで入り込み、後頭部付近まで達していた。幸いにも箸は、重要な器官である脳幹、頸動脈、頚椎を見事に避けており、損傷したのは柔らかい脳組織だけであった。担当の医師は、女児を「信じられないほどの強運の持ち主」と同記事の取材に対し、語った。事故発生から8時間後、箸を取り除く手術が行われ、無事成功。後遺症も残らない見込みだという。

 食器は普段の生活で毎日使用しており、危険なものとの認識はない。時には凶器にもなり得ると頭の片隅に置いて、取り扱い時は細心の注意を払うべきであろう。

記事の引用について
Metal drinking straw fatally impales woman through her eye after all( YahooNewsより)
https://news.yahoo.com/metal-drinking-straw-fatally-impales-181411883.html?ncid=facebook_yahoonewsf_akfmevaatca

Girl, Three, gets impaled with a CHOPSTICK through her mouth after falling at home during dinner(Daily Mailより)
https://www.dailymail.co.uk/news/article-6923791/Girl-3-gets-impaled-chopstick-mouth-falling-home-dinner.html

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