独自の指標を用いてランキング化 上位にはCL常連組が並ぶ
米インターネットメディア「ファイブサーティエイト」が公表した世界のサッカークラブランキングで、プレミアリーグ連覇を達成したマンチェスター・シティが1位に輝いた。2位にはブンデスリーガ7連覇のバイエルン・ミュンヘン、3位は14年ぶりにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制したリバプールが続いている。日本のクラブでは、川崎フロンターレが150位で最上位となった。
「ファイブサーティエイト」は、アメリカの統計学者ネイト・シルバー氏が立ち上げたブログで、2013年には米スポーツ専門局「ESPN」が買収。現在は米放送局「ABC」の傘下となっている。独自指標のSPI(Soccer Power Index)によって、世界中の全634クラブをランキング化している。その要素には単なる勝敗だけではなく、得失点、タイトル、順位などが含まれている。さらに、保有選手の市場価値など加味して評価されている。
7月22日時点の最新ランキングで、1位にはプレミア王者のマンチェスター・シティ(イングランド)が輝き、以下2位にバイエルン(ドイツ)、3位にリバプール(イングランド)、4位にバルセロナ(スペイン)、5位にパリ・サンジェルマン(フランス)、6位にチェルシー(イングランド)、7位にレアル・マドリード(スペイン)、8位にトットナム(イングランド)、9位ユベントス(イタリア)、10位ドルトムント(ドイツ)となった。
日本代表MF南野拓実が所属するザルツブルク(オーストリア)は、順位を上昇させて20位にランクイン。日本代表MF中島翔哉が今夏移籍したポルト(ポルトガル)は22位、元日本代表MF長谷部誠と日本代表FW鎌田大地が所属するフランクフルト(ドイツ)が37位、日本代表MF乾貴士のベティス(スペイン)は40位となっている。
欧州クラブが上位を占めるなか、それ以外の地域で最上位になったのはブラジルのパルメイラスで、全体の38位だった。続いてフラメンゴ(ブラジル)の56位、リーベル・プレートとボカ・ジュニアーズのアルゼンチン勢が78位と79位、サントス(ブラジル)が82位、クラブ・アメリカ(メキシコ)の104位と続いて、106位に中国スーパーリーグの広州恒大がランクインした。
日本勢の最上位は川崎フロンターレの150位 昌子のトゥールーズを上回る
日本のクラブでは、J1リーグの18クラブがランクインしている。
最上位が川崎フロンターレとなっていて、その順位は全体の150位だった。150位台には、151位に日本代表DF昌子源が所属するトゥールーズ(フランス)、以下ストーク(イングランド)、ブレントフォード(イングランド)、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(イングランド)、アミアン(フランス)、AEKアテネ(ギリシャ)、マルメ(スウェーデン)、フェネルバフチェ(トルコ)、ラシン・クラブ(アルゼンチン)と続いている。
日本勢の2番手は鹿島アントラーズで172位、3番手はセレッソ大阪で259位。最も低かったのは松本山雅FCで591位だった。(Football ZONE web編集部)
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