アビスパ福岡は23日、完全移籍で加入が決まっていたブラジル人FWペドロ・ジュニオール(32)との仮契約を解除したことを発表した。
ペドロ・ジュニオールは2003年に母国でプロデビュー後、大宮アルディージャやアルビレックス新潟、ガンバ大阪、FC東京、ヴィッセル神戸、鹿島アントラーズといったJリーグ複数クラブを転々。今年2月、鹿島から元日本代表MF細貝萌が所属するブリーラムに加わり、国内リーグだけでなく、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でもプレーした。
16日にブリーラム・ユナイテッド(タイ)から完全移籍での獲得を発表していた福岡だが、クラブ公式サイトで「移籍加入を発表しましたペドロ ジュニオール選手ですが、ルールに基づき正式契約に向け登録作業を進めて参りました。しかしながら、手続きの過程で同選手の登録上の問題が発生したため、仮契約を解除することにいたしましたので、お知らせいたします」と契約解除の理由を明かした。
今回の発表を受け、ペドロ・ジュニオールと鈴木健仁チーム強化部長は、クラブ公式サイトで次のようにコメントしている。
◆FWペドロ・ジュニオール
「登録上の関係で、2019シーズン日本でプレーできないこととなりました。アビスパ福岡のサポーターの皆様にお会いすることができず残念ですが近い将来お会いできれば嬉しいです。またアビスパ福岡関係者の方々に対しては自分のことを思い出していただき本当に感謝しています。また会いましょう、アビスパ福岡」
◆鈴木健仁チーム強化部長
「この度は、登録上の問題でペドロ・ジュニオール選手との契約を解除することになりました。ペドロ・ ジュニオール選手の活躍を期待されていた皆さまには、大変残念なお知らせとなり誠に申し訳ございません。チームは、現在厳しい状況が続いておりますが、引き続き戦力補強は行って参ります。現状を打開できる体制を整えるよう、最善を尽くしてまいりたいと思っておりますので、引き続き変わらぬご支援、ご声援をお願い致します」
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