チェルシーは23日、Rakuten CUPでバルセロナと対戦し、2-1で勝利を収めた。試合後、フランク・ランパード監督が記者会見に出席した。

 19日に川崎フロンターレと対戦し、この日が来日2戦目となったチェルシーは、これが今シーズンの初陣となるバルセロナに対し序盤から攻勢に出る。そして34分にタミー・アブラハムのゴールで先制すると、後半も押し気味に試合を進めて81分にロス・バークリーのゴールで加点。終了間際に失点を喫したものの、2-1と競り勝った。

 まず、日本での2試合を振り返ったランパード監督は、「良いツアーだった。日本はいつも歓迎してくれるし、日本に来るのはいつも楽しみだ。2試合とも良い体慣らしになったし、トレーニングを積み重ねている途中としてはとても良かった」と満足気な様子。そして「今日は非常に頑張ったので、2、3日の休みを与えたい」と選手への“ご褒美”を明かした。

 続けて、この試合で先制ゴールを挙げた21歳のアブラハムについてもコメント。「あまり有頂天なりすぎないように言わないと」と述べたうえで、「彼はゴールスコアラー。ゴールに対してハングリーだから彼を起用している。チェルシーの戦力だよ。自信を持ってやってくれている。エネルギーもプレーの質も良かった。トップチームにふさわしいプレーをしている」と賛辞を惜しまなかった。

 また、負傷の影響で一足早く日本を離れたエンゴロ・カンテについては、「今やるべきことを与えただけ。それがリハビリだったということだ。彼は昨シーズン、とても多くの試合に出ていたから、こういうことは予想していた」と説明すると、「開幕には間に合うと思っている」と楽観的な見解を示した。

チェルシーを率いるランパード監督 [写真]=Getty Images