武井壮

闇営業問題に端を発し、複数の会見を経て思わぬ方向へと向かい始めた吉本興業の騒動。

22日に社長・岡本昭彦が謝罪会見を行ったが、芸人に圧力をかけた自身の発言に対し「冗談のつもりだった」「和ませようと思った」などと弁明している。

 

■岡本社長を叩く風潮

終始煮え切らない会見の様子と岡本社長の発言内容を受け、視聴者からは疑問の声が噴出。ネット上では岡本社長を揶揄する発言が多数上がっているほか、吉本興業所属の芸人も自社のトップを皮肉った「ネタツイート」を投稿している。

 

■疑問を覚える武井壮

反社会勢力への闇営業問題が取り沙汰されたときには、雨上がり決死隊宮迫博之が大きなバッシングを受けた。しかし謝罪会見を開きたいという宮迫の意見が握り潰されていたことが判明すると、世間の目は一転して岡本社長へ。

謝罪会見の間延びした様子を見ると、今度は社長の言動に対する叩きが苛烈になっていった。タレントの武井壮は23日朝、一連の流れに対する疑問をツイートしている。


■そもそもの発端は…

武井はまず「宮迫さんたちは反社会勢力だと『知らずに』パーティに参加してギャラを受け取った」とツイート

会社の知らぬ場所で芸を売ったこと、金銭の教授について嘘をついたことに対し「嘘をついて、なかったことにしようとしたため、世間に叩かれた」と釘を刺している。

宮迫らの会見がなかなか開かれなかった件については、「発言内容に嘘があったため吉本サイドも全容が把握できていなかったのでは」と分析。会社としても対応策が纏まらない状態だったため「会見の期日を決めかねたのでは」と推測した。

 

■高まっていく熱

なかなか開かれない会見に対し、報道側の動きは加熱していく。焦った状態で開かれた宮迫らの会見は会社批判に焦点が当てられた内容となり、岡本社長が会見を開くことになった。

会見が終わる頃には岡本社長に対するバッシングがヒートアップを見せたが、武井は違和感を覚えているよう。

反社会勢力との交際があるかないかという本質から、問題が『パワハラ』『隠蔽』『岡本社長の態度や言動』にすり替わった」「闇営業を叩いていたメディアやネットも裏返った」と、苦言を呈している。

宮迫と岡本社長を「犯罪者じゃない」と強調し、「反社会勢力との交際を止めることと、今回のまずさを混ぜて話すべきじゃない」と持論を展開した。

多方面に波紋を呼んだ今回の騒動。どのような形に落ち着くのだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

武井壮、吉本興業に対する叩きに苦言 「メディアやネットも裏返った」