『奇蹟の芸術都市バルセロナ展 ーガウディからピカソ、ミロ、ダリまでー』が、2019年9月14日(土)〜11月4日(月)まで、札幌芸術の森美術館にて開催される。

スペインカタルーニャ自治州の州都バルセロナは、古代に遡る豊かな歴史と、19世紀に産業革命を経験したことによる経済的・文化的な先進性をあわせ持つ世界有数の国際都市だ。芸術、グルメ、スポーツなど、今もなお、あらゆる面で世界中の人々を魅了してやまない。

本展では、バルセロナという都市の近代化が進んだ19世紀後半、イルダフォンス・サルダーの都市計画から、バルセロナ万国博覧会開催(1888)、スペイン内戦(1936-39)に至るまでの約80年間に注目する。現在のバルセロナの景観をかたちづくった偉大な建築家アントニ・ガウディ、ドゥメナク・イ・ムンタネー、プッチ・イ・カダファルクをはじめ、サンティアゴ・ルシニョル、ラモン・カザス、パブロ・ピカソ、ジュアン・ミロ、サルバドール・ダリらによる絵画、彫刻、家具、宝飾品、図面、映像資料、写真など約150点を展示。当時のカタルーニャに花開き、咲き誇った芸術の精華を紹介する。

フランセスク・マスリエラ《1882年の冬》1882年 油彩 カンヴァス カタルーニャ美術館蔵 (C) Museu Nacional d’Art de Catalunya, Barcelona (2019)