■つわりが始まって終わるまでの期間はどれくらい?

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つわりの時期は人によってそれぞれですが、平均的なつわりの時期は妊娠初期(妊娠5週ごろ)から中期(妊娠16週ごろ)までといわれています。妊娠の週数は産婦人科を受診したときに、胎児の大きさによって決められるので、正確な日数の計算はできません。そのため週数別の症状も個人差があるので自分の週数の前後の情報も参考にしてみるといいでしょう。




・つわりの原因ははっきりとわかっていない?

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つわりが軽いと赤ちゃんとママの血液型が同じ、つわりがきついと丈夫な赤ちゃんが生まれる…などの話はよく聞きますが、つわりの原因ははっきりと解明されていません。赤ちゃんがお腹の中で育つために体の中のホルモンバランスが大きく変化し、この変化にお母さんの適応が間に合わないことによって起こるといわれています。原因は単純にひとつではないので、症状もさまざまです。




・つわりの症状はさまざまで重症化することもあります

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つわりの主な症状として、吐き気、嘔吐が挙げられますが、吐きづわり、食べづわりの他、全身のだるさ、極度の眠気、食欲不振、食べ物の好みの変化、唾液の増加なども起こることがあります。嘔吐を繰り返し消化器症状が悪化してしまうと、食事の摂取も難しくなり、脱水と飢餓状態から「妊娠悪阻(にんしんおそ)」という状態になることもあります。妊娠悪阻になると入院や治療が必要になることもあるので注意が必要です。




・つわりが早い人はいつ始まって遅い人はいつまで続くの?

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つわりは通常妊娠初期の5~6週くらいから始まり、ホルモン値が下がる妊娠中期の20週までには自然になくなることが多いです。早い人で妊娠4週ごろから始まる人や、月経が遅れていることに気づいたころに始まる場合もあります。驚くことに、つわりの症状がなく、妊娠していることに気づかないまま出産を迎える方もいます。それに対して、まれですが出産までずっと辛いつわりが続く人もいます。

・つわりのピークはいつまで?どのように過ごしたらいいの?
妊娠8週~10週ごろが一般的なつわりのピークといわれ、その後は徐々に症状が落ち着いていきます。ピーク時には極度の不安感を抱くことも多く、イライラしてしまうことがありますが、リラックスしてストレスを溜めないようにすることが大切です。もし症状が長引いて、どんどんひどくなる場合は我慢せずに産婦人科を受診しましょう。




・つわりは1人目と2人目で症状が違うって本当?

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1人目のときはつわりが楽だった方でも、2人目のときも楽であるとは限りません。上の子の世話をしながらの家事や仕事で体力的にも精神的にもダメージを受け、そのストレスによってつわりがひどく感じてしまうかもしれません。1人目より2人目の方がつわりが楽になる人もますが、つわりの程度は個人差があります。食べづわりが吐きづわりに変わったという人もいるので、1人目のときはこうだったのに…と悩まないようにしましょう。

■つわりが辛い時期はどうすればいいの?対策が知りたい
つわりのせいで何もできそうにないときは、無理をしないで、できることだけで大丈夫です。

・つわりが辛いときの過ごし方はとにかくリラックスすること

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つわりが辛いときは、無理せずに座る、横になる、などできるだけ楽な体勢で過ごすようにしましょう。家にじっとしているより散歩をして気分転換をした方が気がまぎれることもあります。睡眠もしっかりとり、規則正しい生活を心がけるといいですね。つわりがあるということは赤ちゃんが元気な証拠です。いつかは終わるので、落ち込まず、リラックスした気持ちで過ごしましょう。




・つわりがつらいときは何も食べなくてもいいの?

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栄養バランスも考えたいところですが、食べられるものを少しでも食べるようにしましょう。人によっては、ある特定の食べものしか受けつけなくなる人もいます。水も飲めない状態が続くと脱水症状を引き起こし、何も食べられず栄養失調になる場合もあるので、体重が10%以上減ったら検診以外でも産婦人科に相談しましょう。バナナや、卵、豚肉は吐き気を軽減させる働きがあるビタミンB群が豊富なので、試してみてはどうでしょうか。




・仕事をしているけど、つわりが辛いときはどうしたらいい?

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妊娠中の無理は禁物です。極端に室温の低い場所での作業、重いものを運ぶ、同じ姿勢を続けるなどの仕事は妊婦の体に負担になってしまいます。早めに上司に相談して、こまめに休憩をとる、早上がりをさせてもらうなど対策をしましょう。パートなどで産休がない場合は、自分の体の状態を把握して早めに退職をして出産に備えたいですね。

■辛いつわりを乗り越えた先には幸せがある

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つわりの時期や症状は一人ひとり違うので、自分に合った対策を見つけることが大切ですね。一人で不安を抱えず、リラックスしながらつわりを乗り越えて、かわいい赤ちゃんを迎える準備をしましょう。
(mamagirl
掲載:M-ON! Press