ハーバリウムは、もともと「植物標本」という意味。研究のために作られた植物の乾燥標本全体をさした言葉でしたが、最近では鑑賞目的で作られたビン入りのものもハーバリウムと呼ばれます。プリザーブドフラワーやドライフラワーをボトルに入れてオイルに浸したハーバリウムは、キラキラと輝く透明感やフレッシュ感で大人気!お手入れいらずで長期間楽しめること、そしてそのフォトジェニックな存在感も大きなポイントです。
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出典:@ petit_tresor_rさん
こちらのハーバリウムは@petit_tresor_rさんの作品。コロンと丸い瓶に入ったドライフラワーやドライフルーツが印象的です。材料の組み合わせや詰める量、配色によって全く雰囲気が違うものができるのもハーバリウムの魅力。
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こちらは細い瓶に爽やかなブルーグリーン、イエローグリーン、ホワイトの配色が冴えるスタイリッシュな作品です。これ1つで充分な存在感があります。
■ハーバリウムに必要な材料を手軽に用意するには?
本格的なハーバリウムを作るには、材料の用意が大変!でも、とりあえず作ってみたいなら、身近にある材料でも気軽に挑戦できます。
・ボトルはスクリュータイプのふたならOK!
出典:@ 2chococakesさん
ハーバリウムには、中身がこぼれにくいスクリュータイプのふたのついた容器を選びましょう。100均の『DAISO(ダイソー)』や『Seria(セリア)』には3本入りのミニボトルがあります。小さなものから気軽に始めてみたい人にはピッタリです。
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100均にはこんな細いボトルや、かわいい電球型のボトルも。ジャムやはちみつの空きビンなど、おうちに眠っているビンを活用してもいいですね。
・底に石や砂などを敷いても素敵!
出典:photoAC ※写真はイメージです
底に石や砂などを入れても素敵な作品に仕上がります。カラーサンドをはじめ、ビー玉、ビーズ、貝殻など、100均アイテムにも使えるものはたくさん見つかりますよ!
・花はドライフラワーや造花など水分のないものを
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ハーバリウムに使う花は、ドライフラワーや造花、プリザーブドフラワーが適しています。百貨店や雑貨屋、ホームセンターのハーバリウムコーナーに行くと、小分けにした花が手に入ります。最近はのセリアにもカスミソウやアジサイなど、いろいろな種類のドライフラワーがありますし、造花にもかわいいものもたくさん。予算をかけられるならプリザーブドフラワーもおすすめです。身近に気に入った花が見つからない場合は、通販で探してみましょう。注意してほしいのは、生花はハーバリウムにはNGということ。時間が経つとオイルの中で腐敗してしまうので避けましょう。
・オイルがハーバリウムの保存性を左右する
長期に楽しめるハーバリウムのためには、一番お金をかけるべきものはオイルだと言われます。ハーバリウム用に作られたオイルなら、時間が経っても花の色は美しいままです。おためしとしてセリアのハーバリウム専用オイルを使うのも良いですね。透明のパラフィンオイルだけでなく、そのオイルに混ぜるための専用の着色インクや、オイルの層が作れるハーバリウム用カラーオイルのラインナップも充実!でも、もっと気軽に作ってみたい場合には、専用オイルの替わりに手に入りやすいベビーオイルやシリコンオイルの他、洗濯のりを使っても◎。ただし、ベビーオイルは‐10℃以下で濁り始め、いったん濁ってしまうと元には戻らなくなるので、寒い地域では注意が必要です。この他に、ハーバリウムを作るための道具として次のものを用意しておきましょう。1.ピンセット…細長いビン用に長めのピンセットを用意しておくと安心です。2.はし(または竹串)…ビンの中のお花の位置を調整するのに便利。3.はさみ…お花を小さくカットするのに使います。4.キッチンペーパー…垂れたオイルや手を拭くのに使います。
■実際にハーバリウムを手作りする手順はこちら!
ハーバリウムはちょっとしたコツを知れば、よりきれいに仕上がります。<作り方>1.ピンセットで、材料を1つずつビンの中に入れていきます。
出典:@ march.jpさん
少し入れすぎかなと思うぐらいに入れるのがポイントです。
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2.ビンを傾けて、オイルをゆっくりと注いでいきます。
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このときオイルを急に注ぐと、せっかく整えたお花が崩れてしまうので慎重に作業しましょう。オイルを注ぎやすい容器に移し替えておくとスムーズに注げます。
3.ビンの口までオイルを注いだら、オイルがこぼれてしまわないように、ふたをきつく締めましょう。
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仕上げにビンをハンドソープなどで丸洗いすると、表面についた油がとれてきれいになります。
■キットを利用すれば面倒な材料集めは不要
ハーバリウムを作るにはいろいろな材料が必要ですが、1つずつそろえるのは大変、という方は材料が全てそろったキットを使ってみてはいかがでしょうか。『楽天市場』や『Amazon(アマゾン)』で「ハーバリウム キット」と検索するとたくさん見つかりますよ。プレゼントにもぴったりですね。
■プロに教わればハイセンスなハーバリウムも!
最初はプロにしっかり作り方のコツを教えてもらうのもあり。まずは手軽な1日体験レッスンをしている教室を訪れてみるのもいいかもしれません。通信講座、長期に通える教室など、教室のタイプもさまざま。「ハーバリウム 教室 〇〇(お住いの地名)」などのキーワードで検索して、自分に合った教室を見つけましょう。
・気軽な1dayレッスンでハーバリウム作りを楽しんでみる
出典:@ fuku_milkさん
@fuku_milkさんのサロンでは、1dayレッスンでこんな本格的なハーバリウムが作れます。カラフルな配色にしても、同色系でまとめても素敵。
出典:@ fuku_milkさん
同じサロンで、かわいいハーバリウムボールペンを作ることもできます。
・販売も夢じゃない!大人気のアートリウム講座
出典:@ flower.shop.moaさん
こちらはハーバリウムの進化形、アートリウムです。固まっているので持ち運びに適し、商品としても扱いやすくなっています。こちらの作り方を習える講座はすぐに満席になる人気のコースです。
・イベント会場でハーバリウム体験ができるところも!
出典:@ g_enshさん
@g_enshさんがハーバリウムを作ったのは、住宅展示場のイベントで。このようにイベントで気軽なハーバリウム体験ができるところもチェックしてみては?
■自分の好みのハーバリウムを作ってみよう
ハーバリウムを作るのは意外と簡単。100均やキットなどで材料をそろえて始めてみましょう。イベントや体験レッスンなどでプロからコツを教われば、初めてでもセンス良くまとまったハーバリウムが作れます。そもそもハーバリウムに正解はなし!手作りハーバリウムを楽しんでみてくださいね。
(mamagirl)
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