コーエーテクモゲームスは、初代『モンスターファームの移植を2019年内に発売すると発表した。『モンスターファーム』の公式Twitterアカウントで告知し、公式サイトをオープンした。プラットフォームは未発表。 

 1997年に発売した『モンスターファーム』は、プレイステーション向けに発売されたモンスター育成シミュレーションだ。実際のCDをプレイステーションに読み込ませることによって、モンスターを誕生させるユニークシステムが話題となり、口コミによって100万本近い売上げを記録。当時は「あのアーティストのCDからは、こんなレアモンスターが生まれた」などといった話題がプレイヤーの間で口コミ的に盛り上がった。

 主人公モンスターのブリーダーとなり、牧場では調教助手の女の子アドバイスを聞きつつ、モンスターを育成していく。最終的にはモンスター同士が戦う大会を勝ち上がり、四大大会の制覇するとゲームクリアだ。牧場の予算は厳しく、さらにモンスターは疲労が蓄積するため、育成をしつつ、お金の予算をやりくりするなど、しっかりとしたスケジュール管理が必要だ。

 特に最大の敵はモンスターの寿命であり、可愛がったモンスターでも、いつか別れの時がやってくる。モンスターには最後まで愛情深く育成を続け、最後のときまで見守ってあげよう。
 育成や牧場の経営は、前途多難ではあるが、表情豊かなモンスターに、だんだん愛着がわいてくるのが本作の醍醐味。見事、大会で勝ち進んでいくと、ファンレターが牧場に届くのが嬉しくなる瞬間だ。

(画像はTwitter@MonsterFarm_KTより)

 今回公式サイトでは、「モンスターファーム シリーズ復活」と銘打たれているので、初代『モンスターファーム』以降の『モンスターファーム2』、PS2で発売した第3作『モンスターファーム』の移植があるのかも気になるところ。特に『モンスターファーム2』はシリーズの完成形として高い評価を得ている。

 またプラットフォームは未定ながら移植版では、オリジナルの「CDを読み込ませてモンスターを誕生する」というシステムを実際に再現するのかが気になるところだ。2019年配信というだけあって、それほど待たずに続報が公開されるだろう。22年の時を経て復活する『モンスターファーム』に注目だ。

ライター福山幸司

移植版『モンスターファーム』公式サイト
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
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