中国メディア・東方網は23日、来日したスペインサッカーFCバルセロナのメンバーを出迎える日本人サポーターの行動が物議を醸すと同時に、この行動に対する日本のネットユーザーの反応に中国のネットユーザーが感心したと報じた。

 記事は、バルセロナの選手一行が21日に日本に到着し、23日に行われるチェルシーとの親善試合に備えてバスで試合会場がある埼玉県に移動した際、到着したバスの周辺で多くの日本人サポーターが出迎えたと紹介。その中で、ある女性サポーターが肩車をしてもらい、バスの窓側に座っていたFWグリーズマン選手を凝視する光景が見られたと伝えた。

 そして、この女性に気づいたDFピケ選手が突然反対側の席から女性側の窓に移って来て、窓ガラスを激しく叩くパフォーマンスを見せたところ、女性が驚いて絶叫、それを見たチームメイトたちが楽しそうにしていたと紹介している。

 このシーンについて記事は「ファンと選手との交流に過ぎなかったが、意外なことに日本のサポーターからはこの女性に対する非難が続々と寄せられた」とし、日本のネット上で「選手の休息を邪魔するな」、「同じ日本人サポーターとして恥ずかしい」、「これからは常識の範囲内で行動してほしい」といった声が出たことを伝えた。

 また、日本人の反応を知った中国のネットユーザーが「中国なら、ピケが非難されそう」、「日本国民はモラルが確かに高い」、「ピケが女性をからかおうとしたと思うのだが、日本のサポーターが選手たちに代わって怒りを示したってところに日本人のモラルを感じる」、「日本人の秩序の守りっぷりは半端ないな」といった感想を残したことを紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

来日したバルサを出迎える日本人サポーターの行動が物議、日本ネットの反応に中国人は感心