6月18日の発売直後から1か月で初回ロットの約6000台が売り切れるほどの人気で、家電量販店などでは既に8月末まで入荷待ち状態だというサンコーの「ネッククーラーmini」。同社が東京・秋葉原で展開する「サンコーレアモノショップ」の秋葉原本店と2号店には、7月24日現在、まだ在庫があるという。

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 ネッククーラーminiは、首からかけるタイプの暑さ対策グッズ。外気温度よりも約10~15度低くなるペルチェ素子を使った冷たいアルミプレートが、首筋の左右それぞれの太い2本の動脈と静脈を冷やし、冷えた血液が体中を循環することで体感温度を下げる仕組みだ。

 ペルチェ素子を冷やすには、モバイルバッテリーにUSBケーブルを差すだけ。4000mAhのバッテリーなら約4時間の利用が可能だ。

 実際に着用してみると、アルミプレート部はかなり冷たく、「これなら涼がとれる」と感じる。長時間の着用は避けて、連続使用は2時間をめどにするほど強力だ。冷たすぎる場合は、首にタオルなどを巻いて使ってもいいかもしれない。わずか135gなので、重さをほとんど感じない。

 東京ビッグサイト7月24日から26日まで開催中の「第5回 猛暑対策展」には89社が157のブースで暑さ対策グッズや業務用冷却設備などを展示している。同展示会に出展しているサンコーの担当者も、通勤時に毎日使っているという。

 ただ、ペルチェ素子の熱を逃すために稼働している放熱ファンの音は、若干気になる。しかし、暑い思いをしながら汗を流すくらいなら、まったく我慢できるレベルだろう。

 価格はオープンで、税別の実勢価格は7980円。今年の暑さ対策グッズとして気になっている人は、秋葉原の2店舗でゲットできればラッキーだ。

秋葉原の直営2店舗に在庫があるという「ネッククーラーmini」