運転に自信がある人、注意したほうがいいかもしれません。

自動車事故を起こした、あるいは巻き込まれた経験がある人は、「運転に自信がない」という人よりも「自信がある」人のほうが多い、という調査結果が発表されました。旅行サイト「エアトリ」を運営するエアトリ(東京都新宿区)が2019年7月22日(月)に発表した一般向けアンケート調査「夏休みの自動車トラブル」においてです。

調査は20代から70代の男女772名を対象にインターネットで実施。このうち、運転に自信が「非常にある」「ややある」と答えた人は34.9%だったのに対し、「あまりない」「全くない」と答えた人は13.9%と、10ポイント以上の差が出たそうです(そのほかは「普通」51.3%)。

また、これまでに自動車事故を起こした、巻き込まれた経験があると答えた人を、運転に「自信がある人」「自信がない人」とで分類したところ、「事故を起こした」割合は「自信がある人」56.8%、「自信がない人」37.1%、「事故に巻き込まれた」割合は「自信がある人」53.9%、「自信がない人」37.1%となりました。

事故を起こすのも、事故に巻き込まれるのも運転に「自信がある人」のほうが多いという結果から、エアトリは「運転への自信から車間を詰めすぎてしまったり、注意を怠ってしまうことにより事故を起こしたり、巻き込まれてしまっていることが想定されます」としています。

なお、ふだん運転しない人もハンドルを握る機会が増える土日、祝日において、事故経験がある人の運転の自信について調べても、自信が「非常にある」「ややある」人が41.5%だったのに対し、自信が「あまりない」「全くない」人は10.8%だったそうです。全日を対象とした場合よりも、「運転に自信がある人のほうが事故の割合が高い」傾向がわかりました。

ちなみに、今回の調査では頻繁に運転する人と、ほとんど運転しない人で二極化していることもわかったといいます。運転頻度が「週2、3回以上」という人が59.7%と過半数を占めた一方で、次に多いのは「月に1回以下」の14.1%だったそうです。

事故経験者は運転に自信がある人のほうが、自信がない人よりも多かった(画像:エアトリ)。