アメリカ・オレゴン州に住むリチャード・ハーマンさんは趣味でサックスを習い始めました。練習を始めて7か月が経ったころ、次第に上達してきた演奏を誰かに聴いてほしいと思うようになります。

海外メディア『Washington Post』によると、リチャードさんが試しに愛犬の前で演奏したところ、迷惑そうに吠えられたのだとか。

その後、彼が妻と一緒に出かけた時のこと。たくさんのウシたちがいる牧場のそばを通りかかったリチャードさんはあることを思いつきます。

「ウシが僕のサックスの演奏を聴いたらどう思うかな?」

そうつぶやいたリチャードさんに妻が「やってみたらどう?」と背中を押します。こうして彼はウシたちに向かってサックスを吹いてみることにしました。

すると、驚きの展開になったのです。

牧場がたちまちリチャードさんの野外コンサート状態に!!

リチャードさんはスティーヴィー・ワンダーの『Isn’t She Lovely?』に続いてジョージ・マイケルの『Careless Whisper』を演奏。

すると彼のサックスの音色に吸い寄せらるかのように次々とウシたちが集まってきたのです。

彼の娘がこの動画をTwitterに投稿すると、なんと1千万回以上再生され、86万の「いいね!」がつく大ヒットに。地元のTV局も、彼の動画を取り上げました。

さらに、世界的に有名なサックス・プレイヤーのケニー・Gがこの動画をリツイートし、リチャードさんを称賛したのです。

素晴らしい!僕らはみんなどこかで始めなくちゃいけないからね!!

@kennyg ーより引用(和訳)

楽器を演奏する人であれば、自分の演奏を誰かに楽しんでもらいたいと思うもの。

自らのサックス演奏でたくさんのウシたちを魅了したリチャードさんは、これが自信になって、ますます練習に精が出ることでしょう!


[文・構成/grape編集部]

出典
@erinmherrmann@kennygWashington PostMan hilariously summons cows with cheesy saxophone songs
※写真はイメージ