2019年11月2日(土)~11月24日(日)東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA11月29日(金)~12月1日(日)大阪・サンケイホールブリーゼにて、鴻上尚史作・演出の『地球防衛軍 苦情処理係』が上演されることが決定した。

鴻上が書き下ろした本作は、馴染みがあるようで、新しい切り口のファンタジーの中に数々のメタファーを埋め込み、正義とは何か? 真実とは何か? 愛とは何か? エゴとは何か? という生きるためにぶつかる切実な問題が徐々に浮き彫りになっていく、愛と戦いと信頼と絶望と希望の物語。

主演を務めるのは、ミュージカルEndless SHOCK』(‘18)では持前の歌声で観客を魅了し、昨年のKOKAMI@network vol.16『ローリングソング』(‘18)では鴻上と初共演を果たし、夢に怯える20代ミュージシャンを等身大で演じた中山優馬。

共演には、コンサートのみならず、舞台『桃山ビート・トライブ~再び、傾かん~』(‘19)や、『THE BANK ROBBERY!~ダイヤモンド強奪大作戦~』(‘19)など、幅広く活躍する原嘉孝(宇宙Six/ジャニーズJr.)や、映画『翔んで埼玉』(‘19)やドラマきのう何食べた?』(‘19)など話題作にも数多く出演する名バイプレーヤーの矢柴俊博、多くのCMや映像作品をはじめ、先日開幕した舞台『奇子』(‘19)にも出演している駒井蓮、さらに、KOKAMI@networkには11回目の出演となる、鴻上作品には欠かせない存在の大高洋夫といったベテラン俳優の、豪華キャスト陣が集結した。

【ものがたり】
地球防衛軍」というエリート組織の中にある、「苦情処理係」が舞台です。「地球防衛軍」は人類を怪獣や異星人から守るために日夜、必死で戦います。
戦闘の中で、当然ですが、いろんなものが破壊されます。ビルや民家、建物です。そこに住んでいる住民は、苦情を言います。「私の家は、地球防衛軍ミサイルで壊された。弁償しろ」「街中で戦うような計画が間違っているんだ。許せない」「怪獣をすぐに倒せなかったお前たちが悪い」
激しいクレームにさらされながら、苦情処理係は、日夜、謝ります。そして、「住民ファースト」の精神で、なんらかの補償や弁償をしようと努力します。
けれど、「地球防衛軍」は住民のために戦っているのです。それは正義の戦いです。けれど、その結果、激しいクレームが来るのです。文句を言われる戦いは正義の戦いではないのか。では誰のために戦っているのか。
住民のために戦う必要なんかないのか。この星を守るためじゃないのか。この星の住民は守るに値しない人達なのか。苦情処理係の人々は、日夜、苦悩するのです。そして、苦情処理のために戦うのです。
これは、希望と絶望の物語です。

 
作・演出:鴻上尚史 コメント

中山優馬さんには、前回の『ローリングソング』に引き続き、出演を依頼しました。演技に向き合う態度が誠実で、実に熱心なのです。その姿勢と演技力の高さに惚れました。
原さんは、エネルギー溢れる演技で、野望に輝く瞳が素敵です。駒井さんは、実にしなやかで聡明。未来をはっきりと感じさせる女優さんです。矢柴さんは、もう達者な演技で素晴らしいベテランです。そして、大高洋夫とは、3年ぶりの仕事です。お互いの成長が楽しみです。
とても素敵なメンバーに集まってもらえたと思ってます。出来上がりがとても楽しみです。

出演者 コメント

■主演:中山優馬

鴻上さんの作品にまた出演出来る事凄く楽しみです。今回のお話は近未来の地球防衛軍、その中の苦情処理係という、なんともワクワクしてしまう設定に鴻上さんワールド全開な作品になるだろうと確信しています。前回出演させて頂いた時の印象は、稽古場で一つ一つ入念に作りあげて万全の状態でも本番が開けると観客の皆様の笑い声や、反応がダイレクトに伝わってきて一瞬も気を抜く事なく気がついたら本番が終わっている。そんな印象です。今回もそんな生の作品、生の時間、生の反応、を存分に楽しみたいと思います。そして観客の皆様にも同じ様に楽しんでいただき、良い時間だったと思って頂ける様に全力を尽くします。

■原嘉孝(宇宙Six/ジャニーズJr.)

名だたる先輩方を演出されてきた鴻上さんの作品に出演できる事、心から光栄に思います!
優馬くんとはラジオなどでお仕事をさせていただく機会はありましたがお芝居でガッツリ共演させていただくのは今回が初めてなのですごく楽しみです!
良い作品を皆さんにお届けできるように精一杯演じさせていただきますので、是非とも劇場に足を運んで頂けたら幸いです!!

■駒井蓮

オーディションで、鴻上さんの演出でお芝居をしたのですが、その時間がとても楽しく、是非ご一緒させて頂けたらなと思っていました。出演が決定した時は凄く嬉しかったです。ファンタジーベースの作品は初めてなので、新たな挑戦になるなとも感じました。
作品は設定はファンタジーですが、その中に描かれている生き物同士のぶつかり合いや不条理、必死さはとてもリアルで、私たちに沢山の共通点があると思います。その1つ1つに向き合いながら、座組みの皆さんと共にこの作品の正義を見つけていきたいです!

■矢柴俊博

大学の先輩たちのさらに先輩であり、その時劇界を席巻していたこの道の大先輩でもあり、お話を頂いて断る選択肢なんてございません。
これまでの役者人生は鴻上作品に出るまでの前置きだったのでは?という気がするくらい、今、いざ道場に入門するぞ感でいっぱいです。

■大高洋夫

地球防衛軍と云えばウルトラ警備隊、ウルトラセブンの私にとって今回のスチール撮影で着たコスチューム、取ったポーズを見るにキリヤマ隊長を避けては通れない。当時8歳だった私には相当なおぢさんに見えたキリヤマ演じる中山昭二さんは39歳、おやぢビックリくちあんぐり。遥かに越えた私にあの威厳的統率力があるのか、いや待てよ、キリヤマはダンとアンヌの職場内恋愛を見てみぬフリしたすっとぼけ上司じゃないか。なんだ、これでいいんだ。隊員の前ではキリリとしているが階段でぶつけたスネの痛みを堪える、そんな上司に私はなろう。