この数年で、親の虐待やネグレクト(育児放棄)への社会的関心が高まっています。実際にそうした成育環境を理由に、国では約4万5000人の児童を養護しており、そのうち約7割が児童養護施設で暮らしています。国連の指針によると児童の成育には家庭環境が不可欠であり、欧米では児童養護施設への入所よりも養子縁組が主流です。本書ではNPOとしてインターネット赤ちゃんポストを運営し、子どもの幸せを第一に考えた養子縁組を支援してきた著者が国の制度である特別養子縁組を解説。実親との親子関係を解消し、養親の元で新たな成育環境を獲得することができる特別養子縁組の有効性を、さまざまな側面から検証していきます。

【目次】
◯はじめに ◯児童養護の理想と現実 ◯残された実母 ◯養子縁組を撤回した実母 ◯不妊を経験した養親希望者 ◯単親育児に悩む実父 ◯児童養護施設で暮らす子ども ◯養子縁組NPOスタッフの日常 ◯児童養護施設で育った成人 ◯子どもが健やかに育つ「第二の環境」の確立へ ◯試験養育期間中の養親からNPOへの手紙 ◯特別養子縁組あっせん法について ◯大阪市による事業不許可通知について ◯特別養子縁組を経験する子どもたちのために―阪口源太 ◯私が阪口さんと本書を作りたいと思った理由―えらいてんちょ

8月2日(金)発売・本体価格1,300円(税抜)・四六判並製・208ページ・ISBN:978-4584139318
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4584139318/





【著者】阪口源太…1976年福井県生まれ。NPO法人全国おやこ福祉支援センター代表理事。自ら創業したIT会社を売却後、東日本大震災をきっかけに社会起業家に転身し、NPOを設立。特別養子縁組のサポートに携わる。著書に「産んでくれたら200万円 -特別養子縁組の真実-」(Kindle版)がある。 えらいてんちょう…1990年東京生まれ。経営コンサルタント。大学卒業後に起業し、リサイクルショップを開店。その後オープンした小さなバーが人気を集め、フランチャイズとして全国に10店舗が加盟している。著書に「しょぼい起業で生きていく」(イーストプレス)がある。

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