アトレチコのコスタが4ゴールも乱闘劇で一発退場 フェリックスは移籍後初ゴール

 レアル・マドリードは現地時間26日に行なわれたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)のアトレチコ・マドリード戦に臨み、日本代表MF久保建英は後半途中から途中出場。1-6という難しい状況からの投入となったなかで、30分間プレー。痛烈なミドルシュートを放つなど見せ場を作った。試合はレアルの守備陣が崩壊し、7-3でアトレチコが圧勝した。

 この日、アトレチコのFWジエゴ・コスタが4ゴールを決めるなど、前半だけでアトレコが5得点を奪取する展開となった。後半に入ってもレアル守備陣の混乱が続くなか、1-6となったなかで、久保は後半17分に退団濃厚とされるウェールズ代表FWギャレス・ベイルらとともに投入され、インサイドハーフの位置に入った。

 久保らの交代直後にはアトレチコの選手を削ったDFダニエル・カルバハルに対してFWジエゴ・コスタが激高し、乱闘騒ぎに。カルバハルとコスタは両者一発レッドカードとなり、10人対10人となった。異様な雰囲気に包まれるなかで、同25分にアトレチコのMFビトロをハーフウェーやや左で久保がスライディングで止めにいったところをかわされ、そこからビトロがドリブル突破を開始、そのままドリブルシュートを決め、この日アトレチコの7点目となった。

 同39分、レアルはDFナチョの果敢な仕掛けからPKを獲得してFWカリム・ベンゼマが決め、同44分には久保の痛烈なミドルシュートを起点にした攻勢からMFハビ・エルナンデスがチーム3点目を決めた。

 試合はレアルの守備の破綻と乱闘、そしてアトレチコのゴールシーンに絡んだ19歳MFジョアンフェリックスに目が行く展開となったが、久保もワンチャンスを生かす力を見せた。(Football ZONE web編集部)

レアル久保建英【写真:Yukihito Taguchi】