王様のブランチ』(TBS)のMCなどタレントやモデルで活躍する佐藤栞里が27日、都内で開催された映画『ペット2』(26日から公開中)の公開記念舞台挨拶に出席した。同日に29歳の誕生日を迎えた佐藤に、バナナマンら登壇者がサプライズで祝福すると、佐藤は驚いて涙声で「ありがとうございます。一生の思い出です」と大感激。そんな佐藤は舞台挨拶で、昨年北海道で体験した珍事件を披露して場内を沸かせた。

映画『ペット2』では、ちょっと気が小さいテリア「マックス」(声:設楽統)と大型の雑種犬でマックスの相棒「デューク」(声:日村勇紀)の飼い主「ケイティ」の声を前作から引き続き担当している佐藤栞里。この日の舞台挨拶では声を務めた10人のキャスト全員が浴衣姿で登壇、佐藤も赤い模様の浴衣で涼やかに登場した。

夏の思い出」をテーマにトークすることになり、設楽統は「ほぼ毎年うちの家は軽井沢に行った。それがすごく楽しかった」と回顧。相方の日村勇紀は「夏と言えば、合宿ですよね」と軟式庭球部のキャプテンだった意外な過去を告白して驚かせた。続いて佐藤は、「去年の夏休みに北海道に行って、酪農場にお邪魔させていただいた」と旅行先でのエピソードを話し始めた。牛を触って可愛がっていたところ、向こうに子牛が見えたので近くに寄ろうと駆けだしたら、「ボチャンと沼みたいなところに両脚の膝まで落ちちゃって。これ何だろうって思ったら、酪農場の方が『あぁ! それ、肥溜め(こえだめ)です』って言って。これには宮野真守も「肥溜めにはまる人って…」と驚愕し、キャストたちも仰天。その後、無事脱出して、ホースを使って水で洗い流したというが「その後のレンタカーがもう、臭くて…忘れられないいい思い出です」とにっこりと笑顔で話を結んだ。

その後、舞台に巨大スイカが登場し、永作博美伊藤沙莉内藤剛志梶裕貴沢城みゆき中尾隆聖も交えてキャスト10名でスイカ割りをすることに。客席の「せーの!」の合図でスイカを割ると、中から出てきたのはこの日に誕生日を迎えた佐藤へのバースデーケーキだった。最初は気づかなかった佐藤だが、周りから促されてケーキを確認すると目を丸くして「わー、ありがとうございます」と泣きそうな声になって「嬉しいです。大好きな皆さんと優しいお客様に」と思わず涙ぐみ、「ありがとうございます。一生の思い出です」と感激しきりだった。今年5月には友人の誕生日をなぜか半年間違えてサプライズ祝福してしまった佐藤だが、今回はサプライズされる側になり、喜びいっぱいのようだ。

同作は「飼い主が留守にしている時、ペットたちはいったいどんなことをしているのだろう?」―そんなペットたちの裏側の日常をユーモラスに描きだす物語の最新作。前作『ペット』は、イルミネーション作品史上、全米1位の興行収入を打ち立てた。佐藤は同作について「一歩挑戦してみようという気持ちにすごくなれる映画」と太鼓判。29歳になり20代最後の年、何かにトライした佐藤の新たな一面を見ることができるだろうか。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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