看護師をしている、HIRO'sなぎぽんず@spla_nagiponz)さん。

Twitterに投稿したあるエピソードが反響を呼んでいます。

ローソンの店員がくれた優しさ

投稿者さんが、夜勤明けにいつも立ち寄っているローソンで、揚げ物の『Lチキ』を注文した時のこと。

レジにいた中年女性の店員が、次のように声をかけてきたのです。

「あと3分待てない?揚げたてを渡すから!」

そこで、イクラの入ったおにぎりとコーヒーを追加で買おうとした投稿者さん。それを見た店員は、さらにこんなことを申し出てきました。

イクラ好きなの?今日作ったイクラの醤油漬けで、おにぎりを作ったる!」

店員の優しさに、申し訳なく思った投稿者さんは、「どうしてこんなによくしてくれるんですか?お礼ができないです」と伝えます。

すると、店員から告げられたのは、予想外な返答だったのです。

「あなた、看護師さんでしょう?この前、私の母が手術した時に、あなたが担当してくれたのよ」

なんと、親切にしてくれた店員は、投稿者さんが受け持った患者の家族でした。

※写真はイメージ

店員は、点滴をする際にいつも血管が見えず、何度も腕に針を刺されてあざだらけになる母親を見るたび、痛ましく思っていたといいます。

しかし、手術の日に担当した看護師である投稿者さんは「痛くないですからね」と母親に笑いかけ、1回で点滴の針を刺したのです。さらに、緊張していた母親に対し、ずっと自分の失敗話をして場を和ませてくれたのだとか。

「もしも覚えていないとしたら、あなたがいつもそれを当たり前のこととして、行っているからよね」

そういって、店員は「これはせめてもの私の気持ち。こんなものでお礼になるとは思っていないけど、あなたがよければぜひ受け取ってほしいのよ」と続け、改めて「あの時はありがとう!」と感謝の気持ちを口にしました。

投稿者さんは、店員との交流で「自分のことを見てくれている人がいるんだ。看護師をしてきてよかった」と実感し、涙が出てきたといいます。

一連のエピソードに対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられました。

・涙が出た。頑張っている姿は、どこかで誰かが見てくれているんだなぁ…。

・点滴を一発で決めてくれる看護師さんって本当にカッコいいし、患者から見ても心強いよね。

・優しさが伝わってくるやり取りに、心を打たれた。世の中がこんなニュースであふれてほしい。

店員は、看護師として患者を思いやり、笑顔で働く投稿者さんに対し、何らかの形で感謝の気持ちを伝えたかったのでしょう。

心にぽっと灯りがともるような、素敵なエピソードですね。

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[文・構成/grape編集部]

出典
@spla_nagiponz
※ 写真はイメージ