米国時間7月24日リヴァプールFC対スポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガルのサッカー親善試合がVRでライブ中継されました。

この中継を手がけたのは、スポーツやエンターテインメント分野のVR向けストリーミング配信を行う企業NextVRです。現地時間の7月24日ニューヨークヤンキースタジアムで行われた試合でした。

試合のライブ配信はNextVRの専用アプリと「Oculus Venues」で、アメリカ国内のみを対象として行われました。NextVRは、2019年7月現在販売されているほとんどのVRヘッドセットに対応していますが、今回の配信はOculus GoOculus Quest、Gear VR限定で行われています。

Oculus Venuesについて

Oculus Venues」は、OculusのVR中継同時体験プラットフォームです。これまで、Oculus GoやGear VRに対応していました。同プラットフォームの特徴は、大人数の他のユーザーと同時に、同じVR空間に入り、ライブ中継を視聴できる点です。例えばNBAの試合であれば、会場にいる他のユーザーと会話しながらゲームを観戦できます。まるで本物の試合会場にいるかのような体験が可能です。

1人で視聴するモードも備えているため、好みのモードでコンテンツを見ることができますまた見知らぬユーザーと接する機会が増えることから、危険がないよう、会話をミュートしたり、特定のユーザーをブロックしたりする機能も存在します。

8台のVRカメラを使用

今回の親善試合配信にあたって、NextVRは、計8台のVRカメラをヤンキースタジアム各所に設置。これらのカメラによって、視聴者は幅広いアングルの映像を見ることが可能でした。

2019年7月現在NextVRは、コメディ番組やNBA、NHLなど様々なプログラムをライブ配信しています。配信のスケジュールは、同社の公式サイトから確認可能です。

(参考)Road to VR

Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。