7月28日名古屋・栄にあるSKE48劇場で行われたSKE48・チームEの「SKEフェスティバル」夜公演で、同グループの後藤楽々が9月末での卒業を発表した。

【写真を見る】アナウンサーになるという将来の夢についても語った

この日は23日に19歳の誕生日を迎えた後藤を祝う“生誕祭”公演。公演の終盤、後藤はセレモニーのスピーチで、手紙を寄せてくれた在学中の青山学院大学の先輩でもあるチームKII・惣田紗莉渚への感謝を口にすると、「ここで、私から1つ発表があります。私、後藤楽々SKE48を卒業します」と卒業の意思を告白。

生誕祭で(卒業発表を)言うのは悲しいなって思われる方も多いと思うんですけど、私はちゃんと理由を口で説明したいなと思って、この場を借りて言わせていただくことにしました」と生誕祭の場を選んだ理由を明かした後藤は、続けて多くのファンやメンバーとの出会いに感謝のコメントを。

さらに、「『努力は報われるんだ』ってことを知れました。もしSKE48に入ってなかったら、私は『努力は報われる』って言葉を、多分信じなかったと思うんですよ。でも、SKE48に入って、努力をしてちゃんと結果を残して、努力をして(チャンスを)つかんでいって、そういうふうに一歩一歩進んでいく人を見て、努力ってやっぱり本当に報われるんだなって知れました」。

「自分に自信を持つことの大切さを知れました。センターに立つことになったときは、こうやって真ん中に立つとファンの方が見てくれるのに、シャイな性格だからなのかよく分からないんですけど、恥ずかしいなって思ったり、うまく目が合わせられなかったりして、自分はアイドルって職業に向いていないなって思うことも多かったんです」。

「でも、自分に自信を持つってことを学んだら何も怖くなくなったし、ステージに立つときに自信を持てばいつもの自分とは変われるんだなってことを知れました」と、SKE48に入って学んだことを言葉にしていった。

そして、「アイドルになって楽々は誰かを笑顔にしたり、誰かが笑ってくれたり、誰かに元気を与えられたり、それを感じられる瞬間が、自分が『一番幸せだな』って感じられることを知れました」「卒業を決めた今思うと、自分がここで学べたことは一生の財産になると思うし、私をすごく成長させてくれた4年間だったなって思います」と4年間の活動を振り返った。

また、「SKE48に入って初めて『太陽みたいだね』とか『陽のオーラがあるね』とか『明るさがにじみ出てるね』とか、そういうことを言ってもらえて、私にそういう一面があるんだってことを知れたんですよ」と話した後藤。

「だから、“朝の顔”として(朝のニュース)番組とかを通して、自分の笑顔や元気が伝えられたらいいなって。それは1つの自分の中での憧れの1つとしてあります」と、以前から将来の夢として挙げていた“アナウンサー”について語ると、加えて海外留学や海外インターンシップへの興味も明かした。

最後は「SKE48から一度足を踏み出して、自分は何だったら夢中になれるのか、何だったら一生懸命になれるのか、『これを私は極めたい』『これは誰にも負けたくない』って思えるものを自分の中で見つけたいなと思って、SKE48の卒業を決めました」と卒業を決意した理由をまとめた後藤。

続けて「SKE48と学業との両立はどちらも一生懸命になれないというか、どちらのせいにもできちゃうんですよね。SKE48でうまくいかないときがあったら『でも学校があるから』とか、学校でうまくいかなかったら『SKE48があったから』とか」。

「そういうどっちつかずな自分にも納得がいかなかったので、やっぱり自分のやりたいことに真剣に向き合って挑戦していきたいなって思います」と、芸能活動と学業両立のもどかしさもにじませた。(ザテレビジョン

卒業を発表したSKE48・後藤楽々