TOKYO MX地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。7月22日(月)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、上智大学新聞学科教授の音好宏さんが、選挙とメディアのあり方について見解を述べました。

◆前回から6時間43分減

テレビ番組を調査・分析するエム・データ社によると、4日の参議院選挙(以下、参院選)の公示日から15日(月・祝)までの12日間で、地上波NHK(総合、Eテレ)と在京民放5社の選挙に関する放送時間の合計は、23時間54分でした。

過去と比較してみると、参院選関連の放送時間は、2013年は38時間32分、2016年は30時間37分。今年は急遽飛び込んできた芸能ニュースや事件の影響なども考えられますが、前回から6時間43分減。ニュース、報道番組の減少が著しい現状と言えます。

テレビ報道での扱いが減少する一方で、政治家、政党は傍観していたわけではなく「SNSをいろいろな形で活用していた」と音さん。2013年参院選からインターネット選挙運動が解禁となり「SNSが(投票などに)どこまで影響があるのかは、まだ十分に分析されていない部分もあるが、政党側はいろいろなことをやっていた」と言います。


◆主権者教育の必要性

とはいえ、「(テレビなどの)伝統的なメディア(の役割)は(視聴者らへの)リーチですから、あまり多くの人に届いていなかった。1つの査証として、48.8%と投票率が非常に悪かった」と述べ「民主国家だから情報はきちんと提示しなければならない。“伝えない”ではなくて“伝えるけれども多様に伝える”ことが大事」と主張します。

レイ法律事務所 代表弁護士の佐藤大和さんは「主権者教育の必要性」を訴えます。というのも、佐藤さんはクライアントの若い人たちと接する機会が多く「選挙や政治について知りたいという若者は多い」と感じているから。

その一方で「政治についてわからない」「選挙って面白くなさそう」といった旨の声もよく耳にするそうで、「だからこそ継続して主権者教育をやっていくことが大事ではないか」と改めて提言しました。


投開票日には、多くの局で速報の特別番組が全国放送されました。音さんは「リーチ力はまだまだテレビがある」と言いつつも「全国放送にはなかなかのらないからと、地方の民放局はネットで地域の選挙特番を流していた。これは非常に面白いと思った」と感想を口にしていました。

番組では、視聴者に「今回の参院選で1番参考になった情報は?」というテーマで、生投票も実施しました。結果は以下の通りです。

◆今回の参院選で1番参考になった情報は?
テレビ……546票
新聞……375票
ネットSNS……1,398票
その他……525票


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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月~金曜 7:00~7:59 「エムキャス」でも同時配信
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイトhttp://s.mxtv.jp/morning_cross/

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