2020年東京五輪を観戦する東京都の小中学校の生徒は、競技場の一駅前で降りて、徒歩で向かわなければならないーー。ツイッター上で、このような情報が拡散されている(7月29日13時・4.4万RT)。ところが、東京都は、弁護士ドットコムニュースの取材に対して「絶対にそんなことはない」と否定した。

「スタジアム最寄り駅の利用は禁止」との情報

ツイッター上に流れた情報は次のようなものだ。

「都からのお達しで、来年の夏都内の小中学校に通う生徒はオリンピックを盛り上げるために、教員の引率でオリンピックの観戦に行くらしい(夏休み中だけど生徒の参加は義務で来ないと欠席扱い)」

「どんな競技を観戦するかは全て都が決めるので、もしかしたら他県のスタジアムで開かれる客入りの少ない競技をはるばる見に行かなきゃいけないかもしれない(もちろん交通費は自腹)」

「スタジアムの最寄り駅の利用は禁止で、一駅離れたところで降りてみんな揃って徒歩で向かわなければいけないらしい。これは一般の観客と混ざることによる更なる混雑を防ぐためらしい(バスの利用も交通渋滞に繋がるため当然禁止)」

「他県の競技場にいくことはない」

都の教育庁指導部指導企画課によると、2020年東京五輪パラリンピックの開催にあたり、東京都の公立学校で、オリンピックパラリンピック教育を展開している。都は、事前に五輪観戦を希望した公立学校について、その生徒数に応じたチケット数を確保しているという。

まず、「強制動員」なのだろうか。教育庁指導部指導企画課によると、五輪観戦は、すべての公立学校ではく、希望を示した公立学校だけが対象となる。学校ごとに、全校生徒でいくこともあれば、そうでないところもあり、状況は異なっているという。全校生徒参加の場合は、「出席扱い」になるようだ。

また、どこの学校が、どの競技を観戦するかは、まだ決まっていない。都内には、公立学校だけで約2300あり、その調整はむずかしいからだという。学校の観戦不可日に応じて、東京都が案(日程・競技)を出して、学校側が最終的な判断をする。競技場は都内のみで、他県にいくことはないという。

そして、「最寄り駅の利用は禁止で、一駅離れたところで降りて、徒歩で競技場に向かう」という情報について、担当者は「絶対にそんなことはない」と強く否定した。ただ、交通費・弁当などは、生徒の負担になるといい、熱中症対策については、「関係各局と連携しながら、最大限の注意をはらっていく」と説明していた。

五輪観戦、小中学生は「混雑防止で競技場の一駅手前から徒歩」との情報、都は強く否定