ダイハツ工業は、既販車を対象に、ペダルを踏み間違えた際などに起きる急な発進を抑制する後付け安全装置「つくつく防止(ぼうし)」の搭載対象車種を拡大し、7月29日(月)に全国一斉発売する。

 本装置は、ペダルの踏み間違い事故による衝突被害を軽減することを目的に開発。現在所有/乗車するクルマに対し、後付けでソナーセンサーやコントローラー、インジケーター等を装着することで、誤操作による重大事故の減少への貢献を目指す。

 ダイハツは、購入後の顧客も含めより多くの人々に、安全・安心に外出することで「元気な生活を送っていただきたい」「交通事故による死傷者を一人でも少なくしたい」との思いから2018年12月に2代目タントを対象として「つくつく防止」の発売を開始。その後、2019年4月までに対象車種を6車種に拡大し、今回の対象車種拡大で合計7車種8モデルが搭載対象となっている。これにより、ダイハツ車の現保有台数(約970万台)のうち、約半数の車両が予防安全機能「スマートアシスト」搭載車、または後付け安全装置の対象車両となる(2019年7月29日時点。 ダイハツ調べ)。 メーカー希望小売価格は34,560円(税込)。標準取付費込みでは59,508円。

 今回新たに対象として加わる車両は、 5代目ムーヴ(LA100S/L110S)」および、 初代「ミラ イース(LA300/310S」の2種類。ともにCVT車に搭載可能。ただし、クルーズコントロールシステム搭載車を除く。また、ムーヴについては2010年12月~2012年12月生産車に限る。ミラ イースについては、2011年9月~2013年8月生産車に限る。装置の構成部品や制御の仕組みは従来同様とし、対象車種を拡大することで、より多くの顧客に、購入しやすい価格で「安全・安心」を届けていく。

5代目ムーヴ(LA100S/L110S)」
初代「ミラ イース(LA300/310S」