中国スーパーリーグに所属する江蘇蘇寧は29日、アンデルレヒトからクロアチア代表FWイヴァン・サンティニ(30)を完全移籍で獲得したことを発表した。

なお、ベルギー『HLN』が伝えるところによれば、江蘇蘇寧は移籍金として500万ユーロ(約6億円)を支払うようだ。

江蘇蘇寧は今夏の移籍市場でレアル・マドリーに所属するウェールズ代表MFガレス・ベイル(30)の獲得を目指し、週給100万ポンド(約1億3000万円)の3年契約という破格のオファーを掲示していた模様だ。

しかし、28日にはイギリスBBC』などが交渉の決裂を伝えていた。

今月31日に中国の移籍マーケットが閉幕を迎える中、恐らくベイル獲得失敗時に保険をかけていた江蘇蘇寧は、交渉決裂の一報が伝えられた翌日にクロアチア代表FWの獲得を発表した。

母国クロアチアのNKザダルで台頭した190cmの長身ストライカーのサンティニは、コルトレイクやスタンダール・リエージュ、カーンを経て昨夏にアンデルレヒトに完全移籍で加入。昨シーズンは公式戦39試合に出場し16ゴールを挙げていた。

また、2017年にデビューを飾ったクロアチア代表ではここまで通算5キャップを刻んでいる。

なお、江蘇蘇寧は今夏の移籍市場でインテルからブラジル代表DFジョアンミランダを獲得しており、元イタリア代表FWエデル、元ブラジル代表FWアレックス・テイシェイラ、元イタリア代表DFガブリエルパレッタの既存3選手を含めて外国籍の選手が5人となっている。

中国スーパーリーグの外国人登録枠が4人となっているため、ミランダとサンティニを除く3選手の中から少なくとも1人の放出、あるいはリザーブチーム降格が必要となる。

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