仮面ライダービルド」(テレビ朝日系)で万丈龍我/仮面ライダークローズ役を演じた赤楚衛二にインタビューを実施。2020年に実写&アニメーションでW映画化される人気コミックを原作とした「思い、思われ、ふり、ふられ」に出演するなど、今注目の若手俳優。

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そんな赤楚が出演するドラマ「わたし旦那をシェアしてた」(毎週木曜夜11:59-0:54、日本テレビ系)は、同じ男性を愛した3人のシングルマザー・晴美(小池栄子)、加奈子(りょう)、茜(岡本玲)が愛と欲望のために戦いながら、「愛した夫」・恭平(平山浩行)が残した謎とうそに巻き込まれていく“ファイティングミステリー”。

赤楚が演じるのは、シェアハウスの雑用係・松田秀明。シェアハウスの管理人・文江(夏木マリ)に雇われ、誰が恭平の殺害を依頼したかということを調べる事になる。その一方で、恭平を殺した森(黒木啓司)たちの仲間の一人で、事件現場から逃げた男でもある。

「ザテレビジョン」では、赤楚のインタビューを前後編に分けてお届けする。前編では、ドラマ撮影に臨んだ感想や共演者とのエピソードを明かしてくれた。

■ 「森グループ」は柔らかい雰囲気

――「わたし旦那をシェアしてた」のオファーを受けた時の感想を教えてください。

最初はドロドロした物語なのかなと思いました。だけど台本を読んでみたら、殺人事件を扱ったりしているので、重厚な話なんだなぁという印象を持ちました。

――赤楚さんが演じている松田秀明はどのようなキャラクターですか。

なかなか自分を出さない難しいキャラクターです。つらい過去を抱えているから、みんなと仲良くなれず、距離を置いてしまっています。

その中でも晴美さんをはじめとする女性たちのことを思う優しい一面もあります。

――撮影現場の雰囲気は?

僕の現場は大きく2つあって、「シェアハウス」と、(恭平殺しを実行した)「森グループ」。それが、全く別の作品を撮っているんじゃないかと思うくらい、雰囲気が全然違います。

意外と、男性たちで集まる「森グループ」の方が柔らかい雰囲気。「シェアハウス」は、女性たちがとても芯のある方々なので、良い意味でバチバチしていて刺激があります。

――たくさんの女性に囲まれてお芝居をする経験は今までありましたか。

初めてです! 僕は兄弟も弟しかいないし、お芝居もずっと男社会でしてきたので、どう女性と接していいか分からず、最初はすごく悩みました。撮影中盤に入ってきて少しずつ慣れてきましたね。

――慣れてきたことには何かきっかけがあったのでしょうか。

それぞれあります。小池栄子さんは旦那さんが名古屋出身の方なので、“名古屋あるある”を話しました。りょうさんは、息子さんが仮面ライダーを見ていてくださっていたのでその話をしたり、岡本玲さんとは、岡本さんの事務所に僕とすごく仲の良い俳優の鈴木勝大がいるので、そういう共通の話題があってお話するようになりました。

■ 子どもたちのパワフルさに圧倒される

――物語ではシェアハウスの子どもたちと触れ合うシーンもありますね。

慎吾役の森優理斗くんは、イノセンス(2019年、日本テレビ系)で共演したので2回目なんです。その時のことを覚えてくれているのかは分からないんですけど、遠慮せずに来てくれるのですごく打ち解けました。

慎香役の池谷美音ちゃんは、最初は控えめだったんですけど、僕から喋っていくことで心を開いてくれました。もう今となっては「おじさん」呼ばわりなのでショックです(笑)。

子どもって、パワフルだし中身がきれいですよね。触れ合っていると僕まで心が浄化されます。でも長い時間一緒にいると、パワフル過ぎてこっちのエネルギーを持っていかれる(笑)。2人いるとパワーが10倍くらいありますよ!

――「森グループ」で黒木啓司さんや、佐伯役の渋谷謙人さんと一緒にいるときはどんなお話をしますか?

お酒の話や、最近のニュースの話、お芝居の話もします。読み合わせをして、変えていこうっていう部分を話し合ったりしていますね。あとは3人でシャボン玉もしますし、すごく平和な現場です。

――今まで演じた中で難しかったシーンは?

最初は「どう居ればいいのか」っていうのを悩みました。

第3話、第4話で関係性が深まっていって、自分の意見を強く言うシーンがあったので、それを言うためにはどう積み上げていったらいいんだろうって。

第3話の最初は、まだ入りたてで、関係性も強くないんですけど、4話の終わりには打ち解けていないといけなかったので、その変化を表現するのが難しかったです。(ザテレビジョン

「わたし旦那をシェアしてた」に出演する赤楚衛二