大ブームタピオカリンク。8月には、タピオカ夢の国テーマにした「東京タピオカランド」(原宿)まで約1ケ月間オープンするそうで…その勢いは止まりません。


 今回は、そんなタピオカに関するエピソードを2人の女性に聞いてみました。



写真はイメージです(以下同じ)



◆おばあちゃんが「タピオカを一度飲んでみたい」と希望
 庄司桜子さん(仮名・42歳・主婦)の高校1年生の娘(M美さん・16歳)はタピオカリンクが大好きで、休日は数件をはしごして回るほどのハマりっぷりです。


「M美は凝り性で…よくそんなに飲んで飽きないねと、あきれるぐらいタピオカリンクばかり飲んでいるんですよ」


 そんなある日、桜子さんの母親(64歳)が「テレビでよく紹介されている、あのタピオカってヤツを一度飲んでみたい」と言ってきたそう。


「せっかくだし娘に『おすすめのタピオカリンクを、おばあちゃんに届けてあげたら?』と言ってみたんですよ。そしたら張り切りだしちゃって(笑)


 翌日、M美さんが学校の帰りに推してるタピオカリンクを、電車で1時間程かかるおばあちゃんの家まで届けてあげると…。


◆タピ友になった孫とおばあちゃん
「スゴく美味しかったと感激してましたね。なんでも、おばあちゃんと孫でタピオカ談義に花を咲かせたみたいで」


 そして、M美さんはおばあちゃんの家のマグカップタピオカリンクを移すと、スプーンですくって食べるようにおばあちゃんに言ったそう。


「おばあちゃんは、ストローで飲んでみたかったみたいですが…M美が『タピオカがノドにつまったら危ないから』と強引にスプーンを使わせたみたいです」



 それから2人はタピ友になり、M美さんが週に1~2度タピオカリンクを持って、おばあちゃんの家に遊びに行くようになりました。


タピオカミルクティーだけじゃなく、ほうじ茶ラテや抹茶ラテなど色々な味を楽しんでは、2人で星3つ方式でランク付けしたりしているみたいなんですよ」


 タピオカがきっかけで娘さんとおばあちゃんが盛り上がっているのを、桜子さんは微笑ましく見ているんだとか。


「よく考えたらタピオカって、世代関係なく楽しめる味ですよね。おばあちゃんは『タピオカ烏龍ミルクティーが星3つだね』って言っていました(笑)


 今度M美さんとおばあちゃんは、一緒にタピオカ店のはしごをしようと計画を立てているそうです。


 続いては“タピオカ飲んだつもり貯金”を始めた女性です。


マイナーな地元にタピオカ店ができた
 山崎莉奈さん(仮名・27歳・百貨店勤務)は、都内の各駅停車しか止まらない駅から徒歩5分のところに住んでいます。


「駅前には、小さなスーパードラッグストアとお弁当屋さんがあるぐらいで、ホント何もなくてつまらない駅なんですよ」


 ですがある日、以前クリーニング店だった貸店舗が工事をしていたのでのぞいてみると…。



※写真はイメージです(以下、同)



「なんとタピオカリンクのお店が近々オープンすると書いてあって興奮しましたね! まさか、こんなマイナーな駅にそんなおしゃれなものが出来るなんて」


 オープンの日を迎え、近くにある大学の生徒さん達で賑わうなか、莉奈さんも行列に並びタピオカリンクを買ってみました。


「黒糖ミルクタピオカを飲んでみたのですが、めちゃくちゃ美味しくて! こんな良い店が、歩いてすぐのところに出来て最高だなと浮かれながら帰りました」


◆“タピオカ飲んだつもり貯金”を始めたワケは…
 翌日から、毎日のように仕事帰りにタピオカリンクを買うようになった莉奈さん。


「そのお店、お茶の種類も豊富だし、トッピングもカスタムもできるので色々な味を試してみたくなっちゃって」


 そして10日間程通いつめたある日、ふと我にかえる莉奈さん。


「考えてみたら、一杯500円近いタピオカリンクを10日間毎日飲んだら5000円。30日で1万5000円もするんですよね」



 ちなみに莉奈さんは『Dr.ストレッチ』(プロのトレーナーにストレッチをしてもらえるお店)に行くのが大好きで、身体がこってくると毎回40分コースを受けているそうで…。


「いつもケチケチして40分コース(4600円)ばかり受けていましたが、だったら“タピオカ飲んだつもり貯金”をして、夢の120コース(1万2800円)を受けてやろうと思いついたんですよ」


 それから、わざとタピオカ店の前を通らないようにしたりと我慢をしている莉奈さん。


「それでもやっぱり誘惑に負けて、週一ぐらいでタピオカリンク飲んじゃっていますね(笑)でも“タピオカ飲んだつもり貯金”も順調にたまってきてはいますよ!」


 ですが1万2800円貯めるには、もう少し時間がかかりそうな莉奈さんなのでした。


<文&イラスト/鈴木詩子>


【鈴木詩子】漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラー棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。