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最大のメーカーを目指さず
プジョー 英国で最も信頼されるブランド
フラッグシップ準備中

最大のメーカーを目指さず

グループPSAは重要な世界的問題や景気後退と戦いながら、2019年には収益増と純利益率の最高記録を目指すと、同社の社長が24日に発表した。

プジョーシトロエン、DS、オペル/ヴォグゾールを擁するグループPSAは、2019年上半期に営業利益率で過去最高となる8.7%を記録。一方で営業利益は33.4億ユーロ(約4044億円)に減少した。

現在、世界のいくつかの市場では景気後退が認められている。特に低迷しているのが中国市場だ。また、欧州で導入される新しいCO2排出規制に適合するため、電動化に多額の投資が必要とされている。にもかかわらず、PSAは過去最高となる営業利益率を記録した。一方、PSAの2019年上半期における販売台数は190万3000台と、前年同期に比べ13%近く減少。これは中国や南米の一部地域での深刻な減少が反映されている。

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過去最高の営業利益率を挙げたグループPSAのカルロス・タバレスCEOは、会見で次のようにメディアに語った。「この数字にもかかわらず、未だにわれわれはすべてに満足しているわけではないことを主張したい。引き続きプッシュし、会社を正しい方向に舵取りすることを、役員会は認めています」

「われわれは偉大な自動車会社になることを目指しています。最も大きな会社ではありません。世界で最も効率的な自動車会社です」

プジョー 英国で最も信頼されるブランド

タバレスは、PSAが「欧州の全主要市場」でシェアを改善し、顧客満足度を大幅に高めるという目標を達成したと主張。調査会社のJDパワーによると、同社の販売満足度は欧州で4位に入り、プジョーは英国で最も信頼できるブランドとされているという。

しかしながら、タバレスは世界的に非常に難しい状況にあることも認識している。中国におけるPSAの市場シェアは0.5%に半減。ディーゼルの販売不振、電動化への多大な投資、そして英国エレスメア・ポート工場に代表される「著しい」生産能力過剰も指摘された。

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また、タバレスCEOはこの機会に世界市場の規制を批判。特にEUは「規制による混沌」を生み出しつつあると述べた。

「われわれは今、知らない間に規制が次々と変わる状況にいます。数年の間に、今度はまた別の技術を押しつけられ、リスクが非常に高い多額の投資を迫られるのです」

2021年CO2排出量の企業平均値を95g/kmとするEUの決定に対し、タバレスによればPSAは「まったく順調」に開発を進めているという。

「欧州によるCO2排出量規制の変化に対応する準備ができていない企業が、問題を抱えることは明らかです。われわれはあと18カ月間、これに取り組みます。また、WLTPの変更にも十分に準備を整えています」

フラッグシップ準備中

PSAは2020年までに全ラインナップの29%を電動化し、さらに2025年までにはこれを100%にする計画だ。しかしながら、タバレスはPSAのラインナップの「多様性と複雑さ」をさらに減らそうとしていることも認めた。

2019年現在、PSAのブランドを合わせると全部で62車種が販売されている。これを今年中には49車種まで減らす予定だ。目標は2025年までに全ブランドで41車種にまで絞り込むこと。タバレスは「CEOの権限で1つのモデルを」あるブランドフラッグシップとして用意していることも明らかにした。詳細は「後ほど」発表するという。

タバレスはまた、英国のEU離脱に向けた交渉の手際について率直な評価も口にした。同氏によれば、合意なきEU離脱は「考えられない」という。

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「われわれは事業を行っており、責任がある立場ですから、明快であることを必要とします。EU離脱について言うべきは、 “急げ” ということだけです。決定は保留されており、さらに保留を続ければ、悪いことが起きるでしょう」

噂されているジャガーランドローバーとの合併について質問されると、タバレスはコメントを断った。しかしながら、PSAは合併や買収を「もちろん、拒まない」と発言した。

「幹部の自尊心のためではありません」と彼は述べた。「われわれは準備ができており、価値を生み出す相乗効果を発揮することができます。ただし、合併を求める立場にはいませんし、必要としている立場にもいません」


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