水野美紀主演のドラマ「奪い愛、夏」が8月8日(木)23時よりAbemaTVで放送開始となる。同作品は、2017年1月よりテレビ朝日系で放送され、ドロドロの愛憎劇と水野の怪演が話題となったドラマ奪い愛、冬」同様、鈴木おさむが脚本を担当し、前作より狂気度がパワーアップした内容で送る全く新しいオリジナルドラマ。水野に加え、小池徹平松本まりかが出演し、危険な恋のトライアングルを描く。

【写真を見る】秘密の社内恋愛を続ける椿(小池徹平)と杏(松本まりか)

マッチングサービスを展開する会社の広報部で働く桐山椿(小池)は、同じ部の空野杏(松本)と交際を始める。そんな中、和菓子屋を営む椿の父親が1億円の借金を抱えてしまい、店を手放さなくてはならない状況に。どうしようもない事態にうろたえる椿に、社長の花園桜(水野)から「1億円で私と結婚しなさい!」と提案されるというストーリー。

今回、小池と松本に独占インタビューを敢行。役柄についてや演じる上で意識していること、共演者の印象などについて聞いた。

小池「(鈴木)おさむさんの脚本で仕事させてもらうのが久しぶりだったんですけど、遊び心満載で良い意味で真面目にふざけてる感じがしました。『これは楽しんだもん勝ちだな』って(笑)。おさむさんも『楽しんでやってね』っておっしゃっていたので」

松本「最初から最後までジェットコースターのように面白くて、ラストも腑に落ちて終わるので、最後の最後まで完璧!おさむさんが全力で皆さんをとことん楽しませたいと思って書かれた愛情たっぷりの脚本だなって思いました。」

■ 杏は実は最も恐ろしい女だと思うんです(松本)

桜に邪魔されながらも、愛し合い続ける二人。ネットドラマならではの濃厚なラブシーンも多い。

小池「前半の椿は本当に純粋で好青年なので、そんな感じが出せるように気を付けていますね。桜と出会って狂わされていくのですが、それは純粋さゆえだったりするので、その“純粋さ”みたいなものはブレてはいけないなって思っています」

松本「杏は悲劇のヒロインでありながら、実は最も恐ろしい女だと思うんです(笑)。まともな顔をしていますが、彼女の周りは何故か狂人ばかりで。その答えが後半浮かび上がってきた時に、ゾッとしました。明言はされないので、そのおぞましさを感じ取って頂けるように、地味にキャラクターを作っていけたらと思います。なので後半まで油断禁物です(笑)。」

「奪い愛、冬」に続き、今作でも“怪演”ぶりを余すところなく披露している水野。

小池「水野さんはヤバイです! センスの良さがにじみ出まくっていて、勉強になることばかり。『こうやったら面白いんじゃないか』って演じられたものが全部当たりなんです。すごくキャラクターを作り込んでらっしゃることが一瞬で分かりますね」

松本「桜をこんなにナチュラルに軽々と自由な発想で演じる水野さんに日々圧倒されワクワクが止まらない毎日です。面白くなかった瞬間がないんです。これって本当にすごい事だと思うんです。桜のアクション全てが面白くてその上、リアクションで相手の芝居まで面白くしてしまうんです。痺れました!」

共演経験のある2人は互いにリスペクトし合い、作品の中で切磋琢磨している。

小池「(松本)まりかさんは本当に真面目。真摯に役に向き合っていて、集中力も高いですし。空気感を作るのがすごく上手で、恋人っぽい雰囲気になるとすごく居心地がいいし、けんかをしている時はピリッとした空気を作ってくれるので、すごくやりやすいですね。距離感の取り方が無茶苦茶上手!」

松本「徹平くん自身のもつ純真さ、真っ直ぐさ、真面目さ、誠実さこそが椿を成立させているのではないかと。ハチャメチャなやられっぷりのリアクションも、杏との色々すっ飛ばしたラブシーンも、サラッと成立させてしまう。芝居の時、合間も居心地が良くてどんな球を投げていいと思わせてくれる、そういう空気作りを常にしてくれる、優しくて相手役としてとても頼もしい人です。」

■ 地上波では見られないような挑戦的な作品

水野の“怪演”ぶりはもちろん、他にも多くの見どころがある。

小池「見どころはやっぱり桜の無茶苦茶なところ!(笑) 前作のファンの方は期待していただいていいと思います。個人的には桜の人間味があるところが気に入っていて、バックボーンが描かれていることで“ただの嫌な奴”になっていない。無茶苦茶なんだけど、人として見えてくるところがおさむさんの脚本ならではだなって」

松本「地上波では見られないような挑戦的な作品で、AbemaTVだからこそ見られる面白さがあります!“ホラー”と“笑い”と“純愛”と“悲劇”が詰まっていて、この夏に刺激を求めている方にはぜひご覧いただきたいです!」(ザテレビジョン

「奪い愛、夏」が8/8木よりスタート!