毎日のシャンプー、無意識に行っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、その何気ないやり方が頭皮や髪にダメージを与えているかもしれません。
今回は、シャンプーに関する正しい知識を分かりやすく解説します!
健康な頭皮を育む!シャンプーの重要な成分とは
シャンプーを選ぶ際、どのような基準で選んでいますか。
「値段」や「CMの影響」などで選んでいると、頭皮にダメージを与えているかもしれません。
一番重要なのは洗浄成分
頭皮は顔と一枚の皮でつながっています。
つまりそこにある毛根は「生きた細胞」ということになるのです。
しかし頭皮環境は髪の毛に覆われていて、蒸れやすく、顔と比べても汚れが非常に溜まりやすいと言われています。
ですから抜け毛やかぶれというトラブルを避けるためにも、しっかりと生きた毛根を清潔に保つことが重要なのです。
気を付けたい成分とは?
例えばシャンプーは泡立ちがいいものが良い!という方もいますよね。
確かに泡立たないシャンプーは非常に洗いにくいです。
しかしその成分というのは、実はとても刺激が強く頭皮を痛めてしまっている可能性があるのです。
よく泡立つことによって、必要な皮脂まで奪っているという可能性があります。
特に○○硫酸ナトリウム、○○硫酸アンモニウムという硫酸系が洗浄力や刺激が非常に強いと言われています。
頭皮がかぶれてしまったり、肌が弱いという方はこうしたシャンプーを避けなくてはいけません。
また他にも最近非常に多くなっているのが「○○エキス配合」と謳っているものです。
ダメージを修復するためのエキス、と聞くと良い効果がありそうですよね。
しかし、シャンプーに求められているのは「洗浄力」です。
頭皮や汚れを落としながらエキスが髪に深く浸透するということはありえません。
そのようなケアをしたいなら、シャンプーの後のトリートメントとして行う必要があるのです。
シャンプーを選ぶ際には、成分もしっかりチェックするようにしましょう。
栄養分が入っているシャンプーとは?
数あるシャンプーの製品の中には、ヘアケア要素も考慮して髪の質を高めるような栄養成分を配合したものもあります。
洗浄に加えてヘアケア効果という付加価値があるため総じて価格は上がりますが、栄養分を配合したシャンプーは美容室などで使われることも多く、価格と性能とのバランスが最重要視されたシャンプーといえます。
頭皮が弱い人にもオススメの栄養分配合シャンプー
一般のシャンプーは洗浄力を第一に考えているため、界面活性剤という一種の化学薬品が配合されています。
界面活性剤は人体に無害ですが、刺激物質ということも確かで、頭皮が敏感な方などは皮膚のトラブルの原因にもなり得ます。
栄養分を配合したシャンプーは髪の洗浄と同時にヘアケア効果の目的もあり、洗浄力を第一としていないため多くの場合が低刺激であり、そのため頭皮が敏感である方にもお勧めできる製品が多いです。
栄養分配合シャンプーの代表といえばアミノ酸配合シャンプー
栄養分配合のシャンプーで最もメジャーなのが、アミノ酸が配合されたシャンプーです。
アミノ酸はたんぱく質の一種であり、髪の主成分は同じくタンパク質です。
アミノ酸配合のシャンプーを使うことで、髪に直接タンパク質を与えることができて、髪は外側からも栄養が注入されます。
アミノ酸配合のシャンプーは総じて、低刺激である場合が多いという理由から頭皮の弱い方にもオススメですし、パーマやカラーリングで髪が傷んでいる方に、髪の栄養補給としてもとても有効です。
ビタミンやミネラル配合のシャンプーもある!
栄養分が配合されたシャンプーにはアミノ酸系の他に、ビタミンやミネラルなどが配合されている製品も多いです。
これらの栄養素は主に頭皮に働き、毛穴の毛母細胞を活性化させて育毛効果を目的としたものです。
そのため、薄毛が気になるけど、育毛剤を使うほどではない…という方にも、頭皮の活性化を目的としたビタミン・ミネラル配合のシャンプーはオススメです。
毎日のシャンプーで、頭皮の洗浄だけなくケアもしたい!という方は、ぜひ栄養分が入っているシャンプーを試してみて下さい!
正しいシャンプー方法
髪の毛のダメージの原因として、薬剤や紫外線、ドライヤーのかけすぎ等がありますが、意外と知られていないのがシャンプーでも髪の毛が傷むという事です。
毎日のシャンプーで髪の毛を傷めない方法はロングヘアの方は濡らす前に、目の粗いコームやブラシでコーミングをする事です。
また、少し濡らしてすぐにシャンプーを付けるのではなく、シャワーをあてながら指のはらで頭皮を一分近く揉みましょう。
最初の一分の予洗いで半分以上の汚れが落ちます。
すると、泡立ちも良くなり、シャンプーの使用量も減るので一石二鳥です。
シャンプー時に直接シャンプーを頭皮にべったりつけるのではなく、爪はたてず、指の腹で髪の毛で泡立ててから頭皮を洗うのが正しいシャンプーです。
ちなみに、シャワーの温度は体温に近い36℃~37℃が最も良いとされています。
シャンプーの際の注意点
シャンプーは主に頭皮をしっかり洗うので頭皮につけますが、リンス類は頭皮につけないようにしましょう。
スキャルプ用トリートメントなど、頭皮につけるものもありますが、その際もすすぎがとても大切です。
リンスが残ってしまうと頭皮が乾燥し、かゆみ・フケの原因になります。
また、頭皮のベタつきを気にして一日に二回の洗髪や強く洗いすぎてしまうのもNGです。
皮脂の分泌量が増えてしまい、逆効果です。
洗浄力の強いシャンプーで洗っても増える場合があるのでマイルドなものを使用しましょう。
シャンプーの豆知識
シャンプーで身体を洗って大丈夫なのか、ボディーソープで頭を洗って大丈夫なのか、と一度は疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
洗えなくはありませんが、頭皮と身体は汚れ方が違います。
頭皮の方が皮脂の分泌が多く汚れやすいのです。
それぞれに合うように作られているので、わけて使うのがベストですよ。
このように、しっかりと用途や方法を理解し、美髪を目指しましょう。
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