指導者キャリアをスタートして以降、常に時代の最先端を行くマンチェスター・シティジョゼップ・グアルディオラ監督だが、4日に行われたコミュニティ・シールド2019のリバプール戦でもプレミアリーグの監督として史上初の記録を樹立した。イギリス『BT sport』が伝えている。

昨シーズン、プレミアリーグを含め史上初の国内3冠を達成したシティは、プレミアリーグ2位に終わったリバプールと新シーズンに向けた前哨戦に臨んだ。

前後半で主導権が大きく入れ替わる展開となった中、シティが前半の12分にFWラヒーム・スターリングのゴールで先制。一方、後半に入って攻勢を強めたリバプールは78分にDFジョエル・マティプのゴールで追いつき、試合は1-1のスコアのまま90分間の戦いが終了。

その後、行われたPK戦で5人全員が決めたシティは、GKクラウディオブラーボがリバプールの2番手を務めたMFジョルジニオ・ワイナルドゥムのシュートをストップし、5-4で勝利。宿敵相手に新シーズン最初のタイトルを獲得した。

難敵リバプールを相手にシチズンズに今季初タイトルをもたらしたグアルディオラ監督だが、この試合ではプレミアリーグの監督として史上初となるイエローカード対象者となった。

国際サッカー評議会(IFAB)は今年3月に2019-20シーズンの競技規則の改正を決定。ハンドの解釈やセットプレー、選手交代など各種の競技規則が改正された中、新たな試みとして不正行為を行ったチーム役員などに対して選手と同様に警告と退場処分科されることになった。

この取り組みに関しては一部の国と共にイングランドでも下部カテゴリーですでに導入されていたが、プレミアリーグでは今シーズンからの採用となっている。

そして、今回のコミュニティ・シールドでも同ルールが適用された中、グアルディオラ監督は前半終了間際にMFダビド・シルバが相手DFジョーゴメスに削られた際、フォースオフィシャルに対して執拗に抗議。

この過剰な抗議を受けてマーティン・アトキンソン主審は、グアルディオラ監督にイエローカードを掲示。そして、最先端を行くスペイン指揮官プレミアリーグの監督として初めてイエローカードを科された監督として歴史に名を刻むことになった。

そうなると、次はレッドカードとなるが、最先端を行く男は新シーズンのプレミアリーグで再び新たな記録を樹立することになるのか…。

◆さすがにやり過ぎ?
https://twitter.com/btsportfootball/status/1158032048969388033

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