山口県岩国市の錦帯橋鵜飼乗り場で、9月10日(火)まで「錦帯橋のう飼」が行われている。

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かがり火で幽玄に照らし出された錦川で、烏帽子・腰みの姿の伝統の衣装に身を包んだ鵜匠と鵜の見事なコンビネーションが展開される。名勝錦帯橋と岩国城を背景に、鵜と鵜匠の一心同体の妙技を屋形船から楽しもう。

担当者は「『錦帯橋のう飼』は、約400年前、寛永年間(江戸時代初期)の記録に登場します。う飼は鵜を使って鮎を獲る漁法で、夏の夜、錦帯橋が架かる錦川で行われます。篝火(かがりび)を灯した鵜舟に乗り鵜を操る鵜匠、そして鵜が鮎を獲る姿を遊覧船から鑑賞できます。岩国藩吉川公も愛でた錦帯橋の夏の風物詩です。また、錦帯橋周辺の料理店が腕を振ったお弁当も船の中でいただけます。錦川の涼やかな風の中、船上で優雅な時間をお過ごしください」と歴史とともに楽しみ方を教えてくれた。

伝統的なう飼いが見られる「錦帯橋のう飼」。涼しい風のなかで岩国の夏の風物詩を堪能しよう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

涼やかな川の上でう飼いを楽しもう