生活の基盤である衣食住の1つを占める衣服。この連載は、アーティストにファッションへのこだわりについて語ってもらうという趣旨のもの。第10回は
コーディネートについて
THE普段着って感じです。実際にこういう格好でリハとかに行くこともあります。私服は、“キメすぎない”というか、少しユルさが漂っているくらいの服装が好きですね。最近はあまりカッチリした服を着なくなりました。
着用アイテム（ブランド名または購入店名）
トップス：Tシャツ（LAD MUSICIAN）
ボトムス：フリル付きラインパンツ（Candy Stripper）
シューズ：厚底スニーカー（Candy Stripper）
ポイント
・フリル付きラインパンツこのパンツは一目惚れして買ったものです。最近ジャージっぽいデザインや素材に目がなくて。しかもこういうフリルが付いているタイプってあまり見たことがないから、つい手に取っちゃいました。普通のジャージっぽいデザインだとボーイッシュになりすぎてしまうけど、このパンツはフリルが付いてるおかげでかわいさもあって。逆にもっとフリルやリボンが付いているパンツも見かけたんですけど、それだと自分が着るには甘すぎる。だからこのパンツはホントちょうどいいバランスだったんですよ。めっちゃ履いてます。もう1着欲しいくらい。
こだわり
Candy Stripperの服はよく買いますね。実はよく展示会にお誘いしてもらってるんです。昔はいろんなブランドの展示会に行っていたんですけど、展示会でオーダーした服ってだいぶあとに届くんですよ。オーダーしていた服が届いた頃には「この服ホントに欲しかったのかな？」と思うことが多くなってきてしまって……。それからは厳選して展示会に足を運ぶようになりました。そんな中でもCandy Stripper の展示会には、ほぼ欠かさず行っています。デザイナーの（板橋）よしえさんがすごくいい人で、私みたいなものにもLINEで「今度展示会やるので来てね」「来てくれてありがとう」って毎回連絡をくださるんです。デザインはもちろん、関わっている人も含めて好きですね。
この前2019年秋冬ラインの展示会にも行って、やっぱりジャージをオーダーしました（笑）。でも今度はボトムスじゃなくてトップスです！ 届くのがすごく楽しみ。買い物の仕方としては、展示会でそのシーズンのメインアイテムを買って、ほかはUNIQLOやH&Mなどのファストファッションブランドでそろえることが多いです。ほかによく展示会に行くのはLAD MUSICIAN、あと最近はあまり行けてないんですけどBALMUNGもかな。ちなみに私服としてブランドMaison book girlのアイテムも着ることもあります。友達からMaison book girlのアイテムが欲しいと言ってもらえることもあってうれしいです。
私、黄色の服や物をたくさん持ってるんです。お店に行ってもつい黄色のアイテムに目がいってしまうんですけど、この間友達と一緒に買い物に行ったら「もう黄色の服いっぱい持ってるじゃん。違うのにしな」と言われちゃって。そういうこともあってか最近は微妙な色が好きなんです。白でもなく、黒でもなく……あ、それグレーか（笑）。あとはアイボリーとかも好き。最近はそういうニュアンスカラー的な色を選ぶことが多いです。よく読む雑誌とかは特にないんですけど、美容室では「NYLON」を読むことが多いです。美容室の方って、お客さんを見て雑誌を選んでくれるとよく言いますが、私は「NYLON」を置いてもらえることが多くて。
コーディネートを決めるときは、最近はまずボトムスから選ぶことが多いです。もちろんジャージです（笑）。その日のジャージに合わせてトップスを選ぶ感じですね。細身のジャージパンツのときはトップスはゆったりしたシルエットのTシャツにしたり、ダボっとしたシルエットのパンツのときは短めのトップスを選んだり。だから朝起きてパジャマを脱いだらすぐ、「今日のボトムスはどのジャージにしよう」と考えてます。そういえば私は衣装でもパンツが多めなんです。この間着た衣装はワイドシルエットで長めのパンツに、トップスはお腹が出るくらい短め丈のものでした。私服でお腹を出すのは自分的にはハードルが高いんですけど、衣装ではずっとお腹が出てるから、私服でもいつかはやってみたいなとは思ってます。
今欲しいアイテム
夏って、ホントに足が暑くないですか？（笑） 私はもうサンダルしか履けなくなっちゃって。今年は5月の段階でDr.Martensのサンダルを買いました。でもそのサンダルばかり履くことになりそうなので、スポーティな感じのサンダルがもう1足欲しいなと思っていろいろ探しています。
取材・文 / 酒匂里奈（音楽ナタリー編集部） 撮影 / 永峰拓也
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