磁石(佐々木優介 永沢たかし

先月11日、「カジサック」ことキングコングの梶原雄太が、YouTubeチャンネル登録者数100万人を達成。お笑い芸人が活動していく場として、新たな可能性を示したといえるだろう。

そして本日6日、キングコングの同期にあたるお笑いコンビ「磁石」が、来年5月末までにYouTubeチャンネル登録者数20万人を目指すことを発表した。

■漫才師としてピカイチの評価

念のため、彼らがどのようなコンビであるかをまず簡単に説明しよう。磁石はホリプロコム所属のお笑いコンビで、ツッコミの佐々木優介とボケの永沢たかしで構成される。

漫才とコントの両方を行うのだが、漫才師としての評価が特に高く、『M-1グランプリ』では、2003年から2010年まで連続で準決勝に進出。『THE MANZAI』では、2011年から2014年まで連続で認定漫才師に認定されている。

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■来年5月までに登録者数20万人

そして来年、磁石は結成20周年を迎える。そんな節目の年に向け、2人が挑戦するのが、来年5月末までにYouTubeチャンネル登録者数20万人を目指すというものだ。

■磁石からの意気込みコメント

しらべぇ編集部では、磁石の2人に、今回の大きな挑戦に対する意気込みのコメントをもらっている。

永沢:磁石も結成から20年になります。よく解散もしないでここまでやってこられました。そして今回、来年5月までの10ヶ月で20万人を目指すことになりまして、かなり難しいミッションだとは思います。

もこういうプロジェクトを立ち上げた以上、本気でYouTubeに取り組みたいと思います。編集も自分たちでやりますので、皆さん今すぐチャンネル登録お願いします。

自分たちの番組のような物ですから面白いものを撮って編集してアップします。もちろん漫才やコントも! ぜひ見てください!

佐々木:なんと来年5月末までにチャンネル登録者数20万人を目指す事になりました。これは大変なことになりました!

僕の生まれ育った広島県呉市の人口が20万人くらいなので、呉市民が全員チャンネル登録してくれれば一瞬で達成です。いや、キビシー! 呉市民以外の方も何卒ご協力お願い致します!

■お笑い界のスタンダードを革命

ダウンタウン、ナインティナインキングコング、そして霜降り明星。お笑い界には周期的に訪れる波があり、その中心とも言えるコンビが存在する。

磁石の世代でいえば、養成所時代にNHK上方漫才コンテストを獲得したのち、『はねるのトびら』(フジテレビ系)の中心メンバーとして活躍したキングコングがそうだろう。

梶原の相方である西野亮廣は一早くから、「芸人」の枠にとらわれない活動を実施。梶原がYouTubeに進出した際、同じく同期にあたる南海キャンディーズの山里良太は「お前らコンビは何ですぐ革命をしたがる?」とコメントしていた。

そして今回、磁石が発表した挑戦。彼らがチャンネル登録者20万人を達成すれば、現在では革命と呼ばれるYouTubeを舞台にしたお笑い芸人の活動が、お笑い界のスタンダードの一つとなるのではないだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・野瀬 研人

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