プレミア開幕に合わせて英誌が特集 ペップ称賛のフォーデンは勝負のシーズン
今週末にいよいよプレミアリーグの2019-20シーズンが開幕する。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」は23歳以下の注目の若手11選手を紹介している。ジョゼップ・グアルディオラ監督が称賛するレフティーから、レスター・シティの“5人衆”までファンならば要チェックのタレントがずらりと並んだ。
国内外のスター選手が勢揃いするプレミアリーグだが、時代を担う若手選手の台頭も見どころの一つだ。近年では15-16シーズン途中に彗星の如く現れたイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)や、昨季リバプールでレギュラーに定着していたイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドなどが顕著な存在と言えるだろう。
マンチェスター・シティの3連覇が注目される今季、その王者でブレークが期待されるのがU-21スペイン代表MFフィル・フォーデン(19歳)だ。グアルディオラ監督をして「世界で最も才能ある選手の1人」と称賛する攻撃的MFで、今季限りでの退団が決まっている元スペイン代表MFダビド・シルバの後を担う存在と目されている。昨季はプレミアリーグで330分間のプレーにとどまっただけに、今季は勝負の年となりそうだ。
シティの宿敵マンチェスター・ユナイテッドでは、今夏に4500万ポンド(約58億円)を投じてクリスタル・パレスから獲得したU-21イングランド代表DFアーロン・ワン=ビサカ(21歳)と、下部組織出身のU-18イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(17歳)の2人が選出されている。ワン=ビサカはプレシーズンで存在感を発揮している右サイドバック。グリーンウッドは今年3月に17歳と156日でプロデビューを果たした超逸材だ。
同じ“メイソン”では、チェルシーの生え抜きであるU-21イングランド代表MFメイソン・マウント(20歳)も注目だ。イングランドが優勝した2017年のU-19欧州選手権では大会MVPに選ばれた逸材だ。また、マウントと同世代のリバプールDFアレクサンダー=アーノルド(20歳)は、すでにイングランド代表にも定着するなど実績を残しているが、今季も注目の若手選手の1人としてピックアップされている。
マディソン、チルウェル、エンディディら俊英揃いのレスター
タレントはビッグ6以外にもいる。エバートンがユベントスから獲得したイタリア代表FWモイーズ・キーン(19歳)やボーンマスのU-21イングランド代表DFロイド・ケリー(20歳)といった顔ぶれも選ばれた。
驚きだったのは、5選手が選出されたレスターだ。ナイジェリア代表MFウィルフレッド・エンディディ(22歳)、ベルギー代表MFユーリ・ティーレマンス(22歳)、U-21イングランド代表MFジェームズ・マディソン(22歳)、イングランド代表DFベン・チルウェル(22歳)、U-21イングランド代表MFハーヴェイ・バーンズ(21歳)が名を連ねた。ブレンダン・ロジャーズ監督率いる“フォクシーズ”は、主力には23歳以下の逸材が多く揃う将来性豊かなチームとなっている。(Football ZONE web編集部)
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